人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

今日の1冊

検索禁止~ググるな危険~

娘ぶー子が「またこんなの見つけたよ!」と買ってきたのだった。 前に読んだ「ググッてはいけない禁断の言葉」に良く似ているが、シリーズではなく、まったく別物。 とはいえ中身はソックリ、同じネタもたくさんEE:AE4E6 こちらにも「~ググるな危険~」とい…

まれに見るバカ / 勢古浩爾

バカ本続きます(笑)いやぁ、バカを分析するって面白い。 「お前もな」という自分への突っ込みはおいておかないと腹も立つが(笑) 前回の「バカの壁」よりも語り口が軽いので、読みやすい。 世の中にいるバカのタイプをいくつかに分類し、分析する。 なる…

バカの壁 / 養老 孟司

タイトルは良く聞いていたし、面白そうだったので読んでみたのだ。 ちょっと私には難しかったねEE:AEB64 ついていけない部分が多々あったが、理解できた部分に関してはとても面白かった。 人は気づかぬうちに、考え方に壁を作っている。 自分が理解している…

猫鳴り / 沼田まほかる

タイトルと表紙で選んだ一冊。 表紙には、フンワリと暖かく、トラ猫が描かれていた。 子供を流産し、気持ちがささくれ立っていた信枝のところに、小さな子猫が舞い込んでくる。 捨て猫だ。 無防備に頼りなく生きているそれを見ると、生まれてこれなかった子…

伝え方が9割 / 佐々木圭一

著者には申し訳ないが、私はこういうのは大っ嫌いである。 読む本がなくなったので、娘ぶー子のところから拝借してきた本だ。 前回読んだ本は「心配事の9割は起こらない」だが、最近はこのように数字で惹きつけるのが流行なのか、本屋には何%、何割、とい…

心配事の9割は起こらない / 枡野俊明

人からは「考え過ぎ」と良く言われる。 最悪を想定して備えておかないと、不安なのである。 しかしそんな考えでいると、待ち受けているのは最悪だらけの人生である。 そんな私に「9割は起こらない」と言ってくれるのだ。「ほ、ほんとですか!?」と手にとっ…

死亡フラグが立ちました! / 七尾与史

え~っと、前のと同じタイトルになっているが、サブタイトルが違うのだ。長いので省略した。正しくは「カレーde人類滅亡!?殺人事件」と続いている。 前作のレビューを載せたところ、続編があるとの情報をいただいたので、即、AMAZONで入手した。ブックオフ…

夜中にラーメンを食べても太らない技術 / 伊達友美

タイトルに惹かれたのは言うまでもない(笑) ちなみに「男のための[食べやせ]革命」というサブタイトルがついているが、私の食生活などその辺の男性よりよっぽど悪いと思うので、使えると思ったのだ。 ダイエットの方法には、実に様々なものがある。 その方…

死亡フラグが立ちました! / 七尾与史

タイトルと表紙を見て、バカバカしい本だと思っていたのだ。軽く笑いたかったのだ、私は。まさか、小説だとは思わなかった。それも、推理小説。 あまり推理小説は好きじゃないのだが、すっごい面白かった!!もう寝不足だよ(笑) 裏の世界で密かに知れ渡る…

[最新版]ググッてはいけない禁断の言葉

以前、「検索してはいけない言葉」というサイトに少々マハッたことがあった。 一時的なものでもうすっかり忘れていたが、ある日、娘ぶー子がこんな本を買ってきたのだ。 「ググッてはいけない禁断の言葉」。 コンビニでよく売っている、500円ぐらいの本で…

地球の宝石 / B.T.グリーヴ、岩合光昭

寝る前に本を読む気力がない時は、写真集を見るのだ。 風景か動物が多く、これは動物の写真集。 買ったときは気にもとめていなかったが、写真家岩合光昭氏のものであった。 「ブルーデイブック」の著者・ブラッドリー・トレバー・グリーヴ氏が岩合氏の写真に…

完全版図解聖書の世界 / 月本昭男

世界で一番読まれている本と言われる聖書。 昔、どれ読んでみようかと新約聖書を開いてみたことはあったが、最初の方は名前ばっかりですぐに挫折だ。 小説などではない。 決して読みやすいとはいい難い本なのである。しかも長い。 そんな敷居の高い本を、読…

マリモ~酒漬けOL物語~ / 山崎マキコ

そう、「酒漬けOL」の部分に惹かれて読んでみたのであるが、そこを期待するとハズレだ。 確かに主人公のOLは酒漬かりではあったが、本筋とはまるで無関係である。 タイトルが違えば、それはそれで楽しめた作品だと思うと惜しい。 威圧的な上司のもとで働…

パンドラの匣 / 太宰治

私が初めて太宰治を読んだのは、17、8の頃であった。 たまたま家にあった「斜陽」を、たまたま暇だったから読んだのがきっかけで、続けて「人間失格」も読んだ。なんとも言えない気持ちになったことを覚えている。 人の顔色を伺ってヘラヘラしている自分…

幽霊人命救助隊 / 高野和明

タイトルからして軽い小説だろうと思ったのだ。 果たしてその通り、マンガのように読みやすいものだったが、結構内容が深かった。 自殺をしたために天国に行けなかった4人。 受験の失敗を苦に死んだ裕一。 何となく死んでしまった美晴。 ヤクザの八木。 気…

新版・路傍の石 / 山本有三

なんとこの小説、途中で終わってるのねEE:AE5B1 古いものだが、何度も国や軍の干渉があり、執筆を諦めてしまったらしい。 先が気になるじゃないか、おーい! 家庭を顧みない父親と、身を粉にして働く母親のもとで育った吾一は、賢く真面目な少年だったが、父…

ボロボロになった人へ / リリー・フランキー

タイトル見て、癒されそうではないかと思い、買ってみた。 リリー・フランキー。 映画「東京タワー オカンとボクと、時々オトン」の原作を書いた人らしい。映画見てないが。 人生に行き詰ったり、心に傷をもったりした人ばかりを描いた6編の短編集である。 …

八日目の蝉 / 角田光代

ただ寝てるのもしんどかったので、本、読みましたEE:AEAAB 前回この方の愛がなんだが良かったとレビューを載せたところ、すぐに反応があり(べにちゃんEE:AE595)、八日目の蝉も面白いとコメントいただいていたのでいたのだ。 どうも本屋(古本屋EE:AE5BE)…

犠牲・サクリファイス / 柳田邦男

サブタイトルは「わが息子・脳死の11日間」というもので、医療現場のノンフィクションかな?と思ったのだが、25歳の若さで自ら命を絶った次男・洋二郎の話でショックであった。 作品は、大きく分けて「洋二郎の生きていた証」と「脳死について」のふたつ…

世界ぐるっと肉食紀行 / 西川治

出先で本を読み切ってしまい、帰りに読む本がなくなってしまったので、急遽、古本屋で買ったのだ。 タイトルで選んだ(笑) 「世界」「肉食」「紀行」、私の好きなものがタイトルに3つも含まれているのだ。 写真家の著者が、世界を放浪しながら食べてきたも…

史上最低元カレコンテスト / 清水ちなみ&OL委員会

「消したい過去」、「人生の汚点」・・・、過去の最低な「元カレ」の話をこれでもか!!とアンケートにより集めた本である。 ひとつひとつは短いが、生の声が聞けるようで面白い。 「最低」というだけあり、ひどい男のオンパレードで、驚いたのは女性をとこ…

五年目の魔女 / 乃南アサ

何となく聞いたことあるなぁ、という軽い気持ちで買ってしまったのだ。 多分、そこそこ有名な人(笑)一応押さえておこうか、ぐらいの気持ちであった。 親友であったはずの同僚・貴世美に振り回され、退職を余儀なくされた景子。 その恨みが消化できずに、5…

キミは他人に鼻毛が出てますよと言えるか / 北尾トロ

ドストエフスキーでかなり消耗したので、軽いのを読みたかったのだ。アホほど軽いのを。 「キミは他人に鼻毛が出てますよと言えるか」。 ふざけているようなタイトルだが、これは大きな問題だ。私は言えない。できれば言われたくもない。 著者はこのような「…

罪と罰(下) / ドストエフスキー

いよいよ追い詰められてきたラスコーリニコフ。 彼の殺人を信じて疑わない予審判事のポルフィーリイ、彼を利用して彼の妹を手に入れようとするスヴィドリガイロフ。 そして彼を信頼してどこまでも寄り添う妹のドゥーニャ、薄幸の娘ソーニャ、友人ラズミーヒ…

罪と罰(上) / ドストエフスキー

な、長かった・・・・・、と言ってもまだ半分だがEE:AE5B1 買ったのはいいが、文字が小さくてビッチリ、古い翻訳物なのでなかなか読む気にならなかったのだ。 しかし読み始めると、これが面白くて止められない。 止められないが、睡魔には勝てないEE:AEB64 …

クラッシュ・絶望を希望に変える瞬間 / 太田哲也

レース中の事故で生死の境をさまよった元カーレーサー、太田哲也氏の自伝である。 1998年5月、全日本GT選手権レース第二戦。 事故でコースアウトした車に衝突、太田氏の車は炎上大破する。 炎上した車に取り残された場合、30秒以上過ぎると生命は危…

19歳 一家四人惨殺犯の告白 / 永瀬隼介

またこんなんでスミマセンEE:AE4E6 19歳にして一家4人を惨殺した男の人生を追う。 複雑な家庭環境の中で育ち、夜逃げ、両親の離別などを経験してどんどんと歪んでいく犯人・関光彦。 何の接点もなかった女子高生を脅し、後日家に忍び込んでその祖母、両親…

17歳の殺人者 / 藤井誠二

ナハハ、在庫が少年犯罪ものばかりで(笑) これは、90年代前後に多発した10代の殺人事件にスポットをあて、被害者側の気持ちと加害者の言葉の両面から事件を振り返っている記録である。 1つ目にはあの有名な、足立区綾瀬で1989年に起こった「女子…

北朝鮮脱出(下) / 姜哲煥・安赫

何とか地獄の収容所を出所できた二人だが、出会いは出所先の耀徳。 出所とは言ってもそこは、収容所出身者が次に住むと定められた場所で、思い描いていたような世界ではなかった。 世の中は、法も規則も形ばかりでワイロが横行していた。 幸い彼らには外に親…

北朝鮮脱出(上) / 姜哲煥・安赫

北朝鮮の政治犯を収容する施設に送られたふたりの青年の、北朝鮮脱出までの手記である。 姜哲煥は1977年から約11年間、安赫は1987年から約2年間、いわれのない罪でこの収容所に送られていた。 そこは飢餓、病気、暴力がはびこる地獄で、生きて出…