え~っと、前のと同じタイトルになっているが、サブタイトルが違うのだ。長いので省略した。正しくは「カレーde人類滅亡!?殺人事件」と続いている。
前作のレビューを載せたところ、続編があるとの情報をいただいたので、即、AMAZONで入手した。ブックオフの100円ではない。異例のことだ(笑)前作を覚えているうちに早く読みたかったのである。
いや~、今回も寝不足だEE:AE5B1
「呪いの動画」と噂になっている動画の謎を追っていた、三流オカルト誌のライター陣内。
その先にあったものは魔女の呪いという、バカバカしい展開である。
仕方がないので適当にこじつけてそれっぽい記事にしようとしていたところ、前回の頼れる相棒・本宮からお呼びがかかるのだ。
彼は、11月生まれの男児を身ごもっている女性が怪死する事件を追っていた。
そしてその先にあったものも、魔女の呪いだったのである・・・。
こう書くと、つまんなそうね(笑)
何しろ作品の魅力は、「バカバカしいことに真面目に対峙する」というところにあるのだ。厳密に言うと、対峙せざるを得ないのだが。
そんな感じなので、読み口は非常にユルい。前回同様、推理小説独特の重さがなく、サラッと読めるところが私には良かった。
ただ今回は警察の助力が大き過ぎて、「それができちゃったら誰も困らんでしょ」という場面が多々。
もうちょっと本宮自身の力で解決していって欲しかったところはある。
とは言っても、矛盾してしまうが、本宮のスーパーマンぶりもちょっとやり過ぎの感があり、もうちょっとピンチがあっても良かったのではないか??という感じもあった。
つまり、現実離れし過ぎてしまったというところか。
まぁそれでも、他に見ないユルいテイストと、独特のコミカルな語り口だけでも十分に楽しめる。
前作を読んだらこれも読んでおきましょ、ということに違いはない。
をやぢさん、サンクスでした^^
ぽ子のオススメ度 ★★★★☆
「死亡フラグが立ちました!カレーde人類滅亡!?殺人事件」
七尾与史・著
宝島社