人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子56歳。

GW、フランス人になる。

今週のお題「お弁当」

 

以前、テレビ番組か何かで見た光景だ。

確かフランスの、エッフェル塔あたりの公園のようなところで、フランス人が休日を過ごしている。

ベンチに座っている人もいる。芝生に座っている人もいる。多くは恋人同士、といった雰囲気である。

晴天。

緑の多い公園は、いきいきと緑色に輝いていた。

そんな場所で。

 

彼らはボトルワインを飲んでいるのである(笑)

 

抜いたばかりの栓の香りを嗅ぎ、あたかもレストランにでもいるような楽しみ方だ。

私は驚いた。さすがワインの国は違う。

とは言っても、日本の公園で日本酒を飲んでいるような輩はいない。

「公園で酒を飲む」という行為が驚愕だったのである。

それは蔑むような驚きではない。

羨望だ。

どうして我が国にそのような文化が芽生えないのか。

この頃からだろう。

私は彼らのように、ワインでピクニックをしたいという夢を見るようになった。

 

歩きワイン野郎が何を言うか、と突っ込まれそうだが、あれとは全然趣が違う。

飲みやすい容器に詰め替えたワインを歩きながら飲むのとは、訳が違う。

サンドイッチに洒落た総菜を綺麗にラッピングして、美味しいワインのボトルを開けるのだ!

目的地は葛西臨海公園と決めた。

そう、いよいよ実行の時が来た。

前日深酒が予想されるのが不安要素だが、手作りの弁当を作る。

大きなクロワッサンに生ハムと生野菜と玉子とチーズをサンドする。これだけは譲れない。

深酒の翌日だ。作れるのか?これまで何度、二日酔いでこういった計画が流れたことか。

 

ハードルは、弁当を作ることではない。

二日酔いをしないことなのだ。