ミッツと散歩に出る。
「犬センサー」、発動。
少しでも早く見つけ、対処しなくてはならない。全く油断ならん。
出会い頭でバッタリ会ってしまった時など大変であった。
ガウガウ吠えまくるミッツ。それを引っ張っていく私。
変なスイッチが入ってしまうようで、いつまでもガルガル苛立っている。
こんなスイッチは入れたくないものである。
なので、犬を見つけ次第、先にご褒美をあげることにしたのである。
先とは言え、みっちゃんが気づいてからというのがミソだ。
吠えるまでに、ちょっとした間があるのだ。その隙に。相手の存在は認めているが、ガルガルスイッチが入る前。
喜んでご褒美を食べ、すぐさま相手に向かい合うミッツ。ちょっと近づいてご褒美。
この繰り返しで少しだけ距離を詰め、様子を見ながら「走り抜ける」か「戻る」かを決める。
こんな方法で、この頃スイッチオンは免れていたのだ。
ところが今朝。
ご褒美をあげつつ近づいていたら、相手のワンコがグイグイやってきたのだ。
思いのほかミッツも落ち着いていたので、行くに任せてみた。吠えたら引き離せばいい。
お鼻、クンクン。2匹でクンクン。
この間の時と同じだ。吠えなかったのである。
円満にご挨拶して終了。
飼い主さんとは少しばかりお話をしたが、「みっちゃんっていうんですか。」「ハイ、この子は何て言うんですか?」「ルイです。「いい名前ですね。」
・・・なんで「みっちゃん」だとちょっと恥ずかしいんだろう(笑)
調子を良くして、この次に現われたワンコにも、同じようミッツに任せてみたのだ。
これもまた、いい感じにクンクンできたのだ。
途中で相手ワンコがちょっと引いたので潮時としたが、なるほど、こうやって頃合いを測りながら、ある程度犬に任せるものなのかもしれない。
相手方のスタンスや相性もあるだろう。
しかしこれは大きな進歩であり発見だ。
チャチャチャチャー、チャーチャー、チャッチャチャー!♪♪
レベルアップである。
伝説の兵士になるまで、攻略は続く。
次のレベルまで、また経験値を貯めていこう。