人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子56歳。

みっちゃんがやってきた・22日目

ミッツと散歩に出る。

「犬センサー」、発動。

少しでも早く見つけ、対処しなくてはならない。全く油断ならん。

出会い頭でバッタリ会ってしまった時など大変であった。

ガウガウ吠えまくるミッツ。それを引っ張っていく私。

変なスイッチが入ってしまうようで、いつまでもガルガル苛立っている。

こんなスイッチは入れたくないものである。

なので、犬を見つけ次第、先にご褒美をあげることにしたのである。

先とは言え、みっちゃんが気づいてからというのがミソだ。

吠えるまでに、ちょっとした間があるのだ。その隙に。相手の存在は認めているが、ガルガルスイッチが入る前。

喜んでご褒美を食べ、すぐさま相手に向かい合うミッツ。ちょっと近づいてご褒美。

この繰り返しで少しだけ距離を詰め、様子を見ながら「走り抜ける」か「戻る」かを決める。

こんな方法で、この頃スイッチオンは免れていたのだ。

ところが今朝。

ご褒美をあげつつ近づいていたら、相手のワンコがグイグイやってきたのだ。

思いのほかミッツも落ち着いていたので、行くに任せてみた。吠えたら引き離せばいい。

お鼻、クンクン。2匹でクンクン。

この間の時と同じだ。吠えなかったのである。

円満にご挨拶して終了。

飼い主さんとは少しばかりお話をしたが、「みっちゃんっていうんですか。」「ハイ、この子は何て言うんですか?」「ルイです。「いい名前ですね。」

・・・なんで「みっちゃん」だとちょっと恥ずかしいんだろう(笑)

調子を良くして、この次に現われたワンコにも、同じようミッツに任せてみたのだ。

これもまた、いい感じにクンクンできたのだ。

途中で相手ワンコがちょっと引いたので潮時としたが、なるほど、こうやって頃合いを測りながら、ある程度犬に任せるものなのかもしれない。

相手方のスタンスや相性もあるだろう。

しかしこれは大きな進歩であり発見だ。

チャチャチャチャー、チャーチャー、チャッチャチャー!♪♪

レベルアップである。

伝説の兵士になるまで、攻略は続く。

次のレベルまで、また経験値を貯めていこう。