人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

IT/イット “それ”が見えたら、終わり。

エンディングで「第1章」って出て来たんだが、続きがあるのか??

    

  監督:アンディ・ムスキエティ

  キャスト:ジェイデン・リーバハー、ソフィア・リリス

 

雨の日に突然消えた弟。その後も町では子供が次々と消すが、兄のビルは諦めていなかった。

吃音のせいで、不良グループに目を付けられていじめられていたビルだったが、同じ目に合う仲間達とつるみ、助け合って彼らなりに楽しく過ごしていた。

そんな中、彼らが目の当たりにする怪現象。やがて「それ」の存在が明らかになって来る。子供が消えたのは「それ」のせいだ。

ビルは弟を探しに、そしてこの惨劇を終わらせるために立ち上がる。仲間達は怖がっているが・・・・・。

 

う~ん、怖いと言えば凄い怖いシーンはたくさんあったがそれだけで、ストーリー性に弱い。一体「それ」は何で、どうして、という動機づけが全く描かれていないので、単なるお化け屋敷なのである。

ホラー的なシーンもあまりにも非現実的で、せめて背景ぐらい固めてくれないと突飛過ぎて冷めてしまう。

子供達の友情を描く青春ものとして観れば、まだいい部分はある。しかし子供達が勇敢過ぎて、感情移入しづらい。人食いピエロのいる廃墟にどんどん入っていくかね!?

歪んだ家庭にいる子が何人かいたが、そのへんの描写も中途半端で生かせていないように思う。

ただ怖いシーンは結構怖かったので、怖いの観たいのならその期待には応えてくれるだろう。

女の子がめちゃくちゃキュートだった。

 

 

ぽ子のオススメ度 ★★☆☆☆

ダンナのオススメ度 ★★☆☆☆