ゴールデンウィークの幕開けだ。
金を使わず遊ぶ。
もう歩くしかない。
しかしそんな修行のような休日など過ごしたくない。
それに食べ物をつける。
モーニングとラーメン。
ゴールデンウィークならではのゴールデンカップルだ。
昨日は1時半まで気持ち良く飲んだが、遠足ハイでちゃんと7時半に起きることが出来た。
ところが近場のファミレスに向けて出発すると、大変な事に気がついた。
花粉症の薬を飲むのを忘れたのだ。
とは言っても、この頃はずいぶん楽になり、薬を飲み忘れることがあるぐらいであった。
大丈夫、大丈夫・・・と心の中で唱えたが、言い聞かせているあたりがもう不自然だ。
唱えれば唱えるほど鼻が不安になり、結果、ぽ子の鼻、大爆発である。
せっかくウォーキングバッグからティッシュを減らして来たのに。
ところでぽ子のウォーキングバッグは、熊のプーさんのでっかいショルダーバッグだ。
緑のコーデュロイの布地に、様々なポーズをとったプーさん4ショットのアップリケ。
あちゃー、という感じのバッグだが、ずいぶん昔に福袋か何かに入ってたのだ。
大きくて使い勝手はいいのでウォーキングバックに選ばれたのだが、メッセンジャーバッグのような大きなフタを止めるマジックテープが洋服にひっついて離れず、はがすたびに服が毛羽立って腹立たしい。
今日になって準備を始めたら、中からたくさんの丸めティッシュとたくさん過ぎるポケットティッシュが出てきた。
私の鼻水に対する不安とその結果である。
あぁ、薬を飲み忘れて大後悔だ。
朝ご飯をお腹一杯食べたので、ファミレスの時点で早速眠くなった。
しかしGWの幕開け、ここでくじけてしまっては先行き不安だ。
コマを進める。
今回のウォーキングコースは壮大なコースだ(我が家比)。
ウォーキングガイドを見て決めたのだが、13キロ、時間にして4時間と書いてある、皇居のお堀の周りを回るようなコースだ。
東久留米駅から東京駅まで、電車の中ではDSで過ごす。
私は普段から電車に乗るような生活をしてないからわからないが、これは恥ではないのか、ちょっと不安。
東京駅を出ると、駅を写メるところからスタートだ。
田舎モン、オーライ、アイノウ(DSの「英語漬け」の効果だ)、行くぞ、13キロ!!
大手門、北の丸公園、武道館、千鳥が淵、桜田門、皇居前広場、そんな感じのコースだが、時々お堀沿いのコースを外れ、オフィス街に入る。
結果から言うと、いつも市街地ばかり歩いていたぽ子には、たいっへんに刺激的なコースだった。
生活感のある住宅地が好きで歩いていたので、「素敵そうなコースですねぇ」と思いつつ、どこか不安であった。
観光地然としたコースが待ち受けていそうで、生活感のないその風景にガッカリしている自分がいそうで怖い。
結果、おのぼりさんのように、バッシャバシャ写メ撮りまくり、テンション上がりまくりのウォーキングであった。
写真はあまりにも多すぎるので、「今日の一枚」のカテで少しずつ載せていく予定です。
武道館に大物ミュージシャンが来てないか期待して向かったが、本日のイベントは柔道大会であった。
先程テレビでやっていたが、私達にとっては7年前の娘ぶー子の空手大会の方がエキサイティングである。
その後空手を辞めたいと言ったぶー子のために、「形」と「ダンス」を繋げたバカは私だが、どうやら繋がったので安心している母である。
オフィス街の方も面白かった。
ビルの間に思いもよらないものが建っていたりして、楽しいのだ。
例えば「千鳥ヶ淵ハウス」。
別に普通のでかいビルだ。
そのままスルーのはずのビルなのだが、たまたまその名前が目に入り、「ハウス」とは何ぞや?と言う事になった。
ハウスと言うからには住居か?と思ったのだが、どう見てもオフィスビルなのだ。
思い切って中に入ってみたが、エントランスにすら入れない作りであった。
しかし、マンションにあるべきポストも、オフィスビルにあるべき表札的フロア案内も見当たらなかった。
他人を固く拒むドアがあるのみである。
私達はこのビルに非常に興味を持ったので、家に帰ってから調べてみたところ、住居であった。
恐らくプライバシーが守られる、セレブ向けのマンションだろう。
安い部屋で月20万から、高くて月175万であった。
逆に、恐ろしく古い団地などが残っているからおもしろい。
一番古かったのは皇居だが。
楽しかった。
でも一番楽しかったのはやはり、会話である。
住宅地を歩いてネタを繰り広げていた私達である。
それがこの環境だ。
しかしこういうものは、後で再現しても笑えないのが惜しい。
皆さんも、その時々の会話を大切に、自分の心の中にしまっておくといいですね。
逆に意気揚々と語られて、疲れる事が多いので(笑)
それにしても、1日休んで3日出勤とは精神的にキツい。
明日の午前は「お疲れ休み」の予定だ。