実は、外で飼育しているメダカ鉢のうちのひとつが、1ヶ月ほど前の大雨で全滅してしまったのだ。
雨なんて自然の水だし、下がってた水位が上がってちょうどいいぐらいに思っていたのだ。そして実際たっぷり水も増えて、こりゃ良かったと思ったのだが・・・・・・。
どうやらあまりの大雨は、急激な水質や水温の変化に繋がるらしい。
コチコチに凍る冬も乗り越えたというのに、可哀相なことをしてしまった。
その鉢はもう、見るに堪えないのでそのまま放置してあったのだ。アオミドロ培養鉢と化していた。
そして先日、卵をたくさん譲ってもらったのだ。
去年も同じ人から買ったのだが、思ったよりも孵化率が低く、今回は大量に購入した。
これらの卵もこの空いた鉢に投入することになる。アオミドロ、なんとかせねば、と思っていたところ。
「メダカ、もういなくなっちゃったんだね。」
玄関の鉢を見て、ダンナが言う。
「そうなの、雨で全滅、・・・ううっ。」
「ん?なんかいるよ?」
「へ?」
「針子だ!」
「ええっ!?」
なんと、死んでいったメダカの卵から孵ったらしい。皮肉にも天敵となる親メダカがいないことで、たくさん育っていた。
曲がりなりにもビオトープ化してあったので、エサにも困らなかったらしい。もうそこそこの大きさになっていた。
命と引き換えに、プレゼントを残していったメダカ。
買った卵の方も続々生まれてきて、今年は賑やかになりそうである。