人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

地雷ツアー全貌・1

11月。

私は究極の安宿を探していた。

いつもギリギリで予約していたので、今年は早めに着手した。それだけ選択肢は広がったはずだ。

ダンナの誕生日。

クリスマスイブとは、本当にとんでもない日に生まれてくれたものである。

宿泊に限らず、全ての値段が上がり、競争率が上がり、希望が大きく具体的なほどに難易度も上がる。

そこへ、軍資金不足と言う大きなハンデがある。

それでも私は「宿泊」にこだわった。

泊りなどにせず、ちょっと楽しいことをして美味しいものを食べるに留めれば、そこそこ贅沢な一日にすることはできただろう。

しかし、小さな旅でいい。私はこの地を、日常を離れたかったのである。

となると、おのずとターゲットは安宿となる。

条件を入れて、検索する。

最初は1泊ひとり5千円からだ(笑)

なくはない。

しかし、素泊まり、駅前のビジネスホテルぐらいである。

それ、ちょっと違うんだよなぁEE:AE5B1

簡素でいいから温かみのある料理、できれば温泉、できればもうボロ宿は避けたいが、そこまでは言えないか。

で、見つけたのがここだったのである。

1泊ひとり7344円。

朝晩バイキング。

アルコール含む飲み放題付き。

・・・・・・ちょっとこれ、どっかで見たことある文句だねEE:AE4E6

ハイ、ビンゴ、ということで、今年も伊東園グループである(笑)

知らない方に説明しますと、廃業したホテルや旅館を買い取って、このような激安展開しているホテルグループである。

激安がウリゆえに、ムードや食事のクォリティなどは二の次だ。

まぁ分かってて行く分には言うほど悪くもないが、この歳になってこのレベルの宿と言うのも、何だか惨めであった。

だからもう、こういうのはやめにしようと思っていたはずだったが、結局この価格帯の宿自体がなかなか見つからないのである。

そして見つかったところで「食べ飲み放題」がつくならそっちの方がいいじゃないか、となってしまう。

ということで、今年も伊東園だ・・・。

そんな中でも比較的評判のいいところを選んだ。

それが「小諸グランドキャッスルホテル」であった。

宿から選んだので、場所については何も知らない。

小諸ってどこEE:AEB2F

乗り換えの駅だけ調べたまま、結局それが日本のどの辺にあるのかも知らずに出発することになったのだった。