豚風と書いて「とんぷう」と読むようだ。
長瀞に行くので、ついでに行かれるところを探したのだ。
ダンナが探し出したが、私も「こってり」「ラーメン」で検索にひっかかった事のある店だった。
大きく分けてあっさり、長浜、とんこつ醤油・味噌だ。
長浜を食べるつもりだったが、写真を見ておいしそうだった「とんこつ醤油」を注文した。
麺の硬さと脂の量を聞かれたので「硬め、こってり」と言ったら、とんこつ醤油はもともと相当こってりしてますけど大丈夫ですか?と聞かれ、脂はノーマルに。
店主が言った通り、見るからにこってりしたスープである。
トロンと乳化したスープの表面を脂が覆い、こってりまろやかだ。
ほのかな魚介風味が脂の独走を押しとどめている。
醤油も強く甘みも強く相当にインパクトがあるが、「脂+甘み」の強烈なコンビネーションにくじけてしまった。
かなり好みの味かと思ったが、途中で飽きるのだ。
麺は細麺なので、油断するとヤワくなってしまう。
「硬め」ではなく長浜のように「バリカタ」ぐらいな言い方で良かったかもしれない。
もう少し硬いのが好みである。
タマネギのみじん切りが、こってりと重いスープに爽やかさを添えている。
丸いまま入ったキクラゲの歯ごたえが良く、いい脇役だ。
なぜかメンマは麺の下から登場、そしてのり。
そう、チャーシューがないのだ!
これにはガッカリした。
シャーシューのないラーメン、初めてかもしれない。
そんなんでイマイチ華やかさのないトッピングである。
替え玉が100円でできたが、スープのインパクトにやられて食べられなかった。
美味しかったがたくさんは無理、そんな味だ。
それから、店が狭いのは仕方がないが、上着を含め、荷物を置く場所がない。
今日私はバフバフに膨らんだダウンジャケットを着ていて暑かったので、どうしても脱ぎたかった。
しかし置く場所が全くないので膝に置いた。
大きなメッセンジャーバッグもあったが、これも置けないので肩から提げたまま食べた。
その辺の改善を考えて欲しい。
ぽ子評価です。5段階で、
スープ:甘すぎた。「4」。
麺:もっと硬いほうが。「3」。
具:楽しみがない。「3」。
総評:色んな意味で惜しい。「3」。
「とんこつ醤油」 麺硬め