人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子56歳。

タワーリング・インフェルノ ’08

「タワーリング・インフェルノ」を初めて観たのは、小学生の頃であった。

テレビでやっていたのだ。

調べたら1974年の作品であった。

面白かったのでその後も何度かビデオを借りて観たが。

DVDがまだない時代だ(笑)

スティーブ・マックィーン、ポール・ニューマンら出演の名作である。

で、宅配DVDレンタルに契約したが故に、週2枚がノルマ化した。

時にそれは「次はどーすんの!?」のプレッシャーになる。

前回、返すのが遅くなってしまったので、次を早く決めたかったのだ。

で、宅配DVDのサイトのオススメだとかを見ていて見つけたのがこの「’08」である。

単純にリメイクだと思ったのだが。

実際に観てみたら、ドイツの映画で(オリジナルはアメリカ)ストーリーもリメイクではなかった。

ビル火災という以外に、ほとんど共通点は見受けられない。

          

  監督:ライナー・マツタニ    

  キャスト:ステファン・ルカ、ジルケ・ボーデンベンダー

超高層展望台「ベルリンタワー」の上層階のレストランが火事になる。

脱出口は次々に塞がれ、炎は迫ってくる。

一方、レストランで働いているヒロインの元カレ、トムは、現場に急行する。

トムは元消防士なのだが、現場でヒロインの兄を見捨てて逃げた過去があり、クビになり彼女との中も破局していた。

果たしてトムは汚名返上に現れたのか?

残された数少ない人々は助かるのか?

パニック映画としては申し分ないだろう。迫力満点だ。

ただ、私はリメイク版だと思っていたので、ドラマ的な要素で不足を感じた。

まぎらわしいタイトルさえなければ、変な期待もなく楽しめたのではないかと思うのだが。

レビューとはちょっと外れてしまうが、「誤解」に対してあえて口をつぐむという事は、本当に難しいことである。

トムは非常に重い誤解を背負ったまま黙していたが、その強い精神力が彼の行動に表れていて、「カッコ良すぎだよ・・・。」とつっこみたくなる場面も、素直に応援できた。

そんな風にストーリーに入り込んで彼を応援していたのだが、足を踏み外せば数百メートル下へ落下・・・というシチュエーションの細いハシゴを上っていた彼に、上から爆発物が降ってきた場面があった。

大きなその塊は彼の頭を直撃し、彼はハシゴから飛ばされてしまう。

落下しつつ、フンムッと側の鉄筋にしがみついて難を逃れるのだが、隣で見ていたぶー子が「『2マスもどる』みたいな。」と言ったので、爆笑して台無しにしてしまった。

しょうもない発言はこれだけではなかったが、家で映画を観るとこのような事が往々にして起こるのが、いいやら悪いやら。

ヒロインの名前、失念。

ドイツの名前で馴染みがなく、あっという間に忘れた(笑)

トムしか覚えられなかった。

ぽ子のオススメ度 ★★★☆☆

ダンナのオススメ度 ★★★☆☆ ハラハラドキドキ!

ぶー子のオススメ度 ★★★★☆ 人間模様が面白かった。