人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

エルの異常について

先週は少し落ち着いていたのに、今週に入ってからエルの様子はまた悪くなってきた。

とにかく鳴く。

滅多な事では鳴かない子だったのに、朝からまくしたてる様に鳴きっぱなしだ。

しっかりとこちらを見据えて、大きな口を開けて鳴く。

まるで何かを要求しているようだ。

原因がわからないので途方に暮れている。

しかし、鳴き止ませる方法が、ひとつある。

一緒に寝てやる事だ。

実はエルの要求はそれらしいのだが、そうすると今度は布団の中で興奮して喉を鳴らし、過剰グルーミングで禿げる程自分の体を舐めてしまうのだ。

エルは鳴く。

鳴いて寄ってくる。

手につかみかかり、口にくわえて、私を布団のある部屋へと引っ張っていく。

しかしいくらグータラぽ子と言えど、エルの望みどおりに朝から布団に入ってる訳にはいかない日もあるのだ。

そりゃ、いい時もたくさんあるけどさっ。

そのうち布団は諦めて、せめてソファで・・・と妥協してきた。

しばらくは付き合ったが、布団同様、いつまでもここにいる訳にはいかないのだ。

エルはピッタリくっつくと丸くなり、しきりと体を舐めている。

先生は無理に止めない方がいいと言うのでやらせておくが、ハゲてまう~~~(泣)

私はそっと立ち上がるが、途端に大きな声でにゃーー!!と鳴く。

ぽ子も心で泣く。

困り果てて、つい禁断のペットボトルを出してしまった。

これで遊んでくれれば、まだ気がそれていいんじゃないかと思ったんだけど。

案の定エルは飛びついたが、対象が私とペットボトルに分散されただけで、鳴きながらどちらかにまとわりついている。

そもそも原因に思い当たる事があるとしたら、このペットボトルであった。

ある時、久しぶりにペットボトルを相手にじゃれ始めた。

子猫の頃は良く遊んでいたが、もうこの頃は相手にしていなかったのだ。

久しぶりにペットボトルと格闘している姿を見て、こりゃまた可愛いねぇ、と親馬鹿モードで写メまで撮っていた。

ところがじゃれ方が尋常じゃない。

滅多に鳴かないエルが、かんしゃくを起こしたように鳴きながら攻撃する。

このあたりから急に、布団に一緒に入りたがるようになった。

それはこちらとしてもウェルカムだが、グルーミングが激し過ぎると気付いたのはしばらく経ってからだ。

そして右腕の舐めハゲに気付いた。

病院では、元気も食欲もあるなら、病気と言うよりもストレスじゃないかと言われ、向精神薬を出された。

これで落ち着いて舐める回数が減れば良し、減らなければ薬を変えようとの事。

先週はまだ良かったから薬が効いてるのかと思ったんだけど。

原因について、自分なりに考えてみた。

まずは先生の言うように、ストレス。

小さい頃に辛い治療を受けた事がトラウマになって、何かのきっかけで不安になる事は考えられる、との事。

何か病気が隠れていて、その不安や苦痛からきている可能性もなくはないとも言った。

トラウマが原因になっているなら、それを解決するには時間か、エル自身の力か、まぁ薬も助けにはなるだろう。

また、癒しの観点から色々調べてみたら、「レメディ」なるものを見つけ出した。

飲むアロマセラピーみたいなものらしい。

これは問い合わせ中である。

病気なら、そのサインを見逃してはいけない。

今、何か兆候があるとしたら、多飲多尿と尿検査の結果、比重がちょっと低かったことと1度だか蛋白がプラスになったことだ。

ネットで調べてみて驚いたが、これは恐ろしい「腎不全」の症状である。

それで昨日はぶったまげて、ネット漬けになっていたのだが、YAHOO!の知恵袋で頂いた回答によると、尿検査の数値の方はまだ正常の範囲内だという事、ストルバイトの療養食は多飲多尿になるとこのとで、ちょっと安心した。

まぁ尿検査の結果に異常があれば、先生が私などより早く気付いただろう。

他に思い当たる原因。

色々考えたが、鳴きつかれるのは圧倒的に私が多い。

もしかしたらボディローションや化粧水の匂いに反応しているのか?

そういえば私は最近ボディローションを変えた。

あれがいけなかったのか。

私は、乾燥して体が痒くなる覚悟で、昨日はローションをつけずに寝た。

結果から言うと、これはシロであった。

今朝も昨日同様、朝から鳴かれっぱなしだ。

そうすると、ペットボトルが怪しい気がしてくる。

これがエルの何かを、呼び覚ましてしまったのではないか??

そんな恐ろしいものを、つい鳴かれて差し出してしまった。

やはりこれは失敗で、今日仕事から帰って来た時には落ち着いていたのに、このペットボトルを見つけた途端、また興奮して騒ぎ出してもとの木阿弥だ。

ソファでも一緒に寝てもらえないと判断したエルは、ついに「キャリーバッグ」で妥協した。

これなら膝に乗せたまま私は両手を使えるし、肩にかけて移動もできる。

ここでお互いの妥協点が一致した。

しかし何の解決にもなっていない。

腎不全のセンが薄くなったので病院には行かなかったが、週末には西川口に行く。

まぁ大きな病気が隠れてなければいい。

ストレスが原因なら上手く付き合う方法を考えよう。