このところ晩ご飯にキャベツ鍋ばかり食べている。
忙しいこともあるが、キャベツが安くて美味しいのである。鍋にしたところ、これが一番美味しい食べ方じゃないかと思う程美味しいことに気が付いたのだ。
キャベツと肉だけ。鶏肉でも豚肉でも違う良さがあった。キャベツは本当に美味しく、一度にひと玉ぐらいペロッといけることが分かったのだ。
ダシと酒だけで煮て、ミルで挽いた塩で食べる。煮汁は翌朝のうどんとなる。
これで鍋はスッカラカンに綺麗になるが、気が付いた。昼になると前夜の残り物がないのである。
私はたいがい昼ご飯に前夜の残り物を食べていたので、朝煮汁を使い切ってしまうと昼にはもう何も残らない。
例によってわざわざ作る気もなく、冷蔵庫や戸棚を開けては閉めるという繰り返しをした挙句、最後には空けかけのスナック菓子を食べることになった。
どうも野生動物のように食材を溜め込む習性があるようで、戸棚は常にパンパンだ。お菓子コーナーも、溢れかえっている。
今年はモノを減らすのだ。これは家事の一環である。業スーで買ったと思しきエスニック系のスナック菓子の大袋を持ってくる。
ブログの下書きをしながらだ。手を汚したくないので、箸で食べた。
空腹だったのだ。気持ちは急く。
しかし箸では一度にたくさん掴むことができず、もどかしい。
食べたい気持ちと少量のスナック菓子。
私はふと、愛犬ミツコの早食い防止給餌機を思い出した。
穴の開いた筒を鼻先で回すと、中から少しだけご飯が出てくるようになっている。ミッツはよだれを垂らしながら、何度も何度も鼻先で筒をつついている。出てくるのは少量だ。
それを与えている私がこのザマである。まるで昔話のオチのようではないか。
私は箸を置き、上を向いて袋のふちから直接スナック菓子を口へと流し込んだ。
人間の特権。
ミツコは見ていただろうか。
もうスナック菓子が昼ご飯にならないよう、ちゃんと考えることにする。