人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子57歳。

備蓄とストック

今週のお題「ストックしているもの」

 

なくなると困るものはほとんど、ひとつずつストックしている。

ウッカリの塊である。何度も痛い目を見て来た。ストックすべきものはアプリでリスト化して、常にチェックするようにしている。

調味料。食材。生活用品。本。ゲームソフト。

ストックするようなものではないが急になくなると困るものについては、「そろそろ」と気付いた時点で買い物メモに入れる。これでほど在庫切れはカバーできているのだ。

しかし「備蓄」となるとどうか?

 

もう3年ほど前になるだろうか。

ジワジワと物価が上がり始めた頃で、経済学を勉強していた彼女は言った。

「まだまだ上がります。最悪、日本の経済は破綻します。備蓄をした方がいい。」

物価の上昇は肌で感じていたので、私は大いにビビッた。そして、色んなものを大量に買い込んだ。

結果、消費期限を管理しきれず、追い立てられるように麺類など消費してそれきりになってしまったのだった。

e-poko.com

 

あれから、彼女の言う通り、物価はまだ上がり続けている。

備蓄があったら助かっていただろうかと思うが、助かるような備蓄にするには相当な管理脳力が必要なのである。能力がないのだから、致し方ない。

そう、能力がなかったのである。だから、忘れていた。

押し入れのダンボール。

こんなものあったっけ?と開けてみると、管理しきれなかった備蓄の残りであった。

対した量ではなかったが、缶詰だ。消費期限が長かったので、残されていたのだろう。

おお、これは助かる!!経済学の彼女に感謝、備蓄した自分に感謝、備蓄を忘れ果てていた自分に感謝である。

早速缶詰をストックの棚に移そうと思ったが、いやちょっと待て。まだ物価は上がり続けている。当面のストックはあるのだ。いまこれを使う必要もないだろう。消費期限に余裕もある。もうしばらく寝かしておこうじゃないか。

まるで有望株でも持っているような気分で、私はまたダンボールを押し入れに戻した。

 

ストック、抜かりないです。