人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子56歳。

甘夏

今週のお題「最近、初めて〇〇しました」

 

声高に言う程のものでもなく申し訳ないが、お題なので死ぬ気で思い出したのである。

初めて○○した、という経験は過去にたくさんあっても、「最近」というのが難しい。この歳でそうそう初体験などあるものではない。

 

甘夏を貰ったのだ。

以前にも同じシチュエーションで貰っており、まず困ってしまった。果物はほとんど食べないからである。その理由の第一が「剥いたり切ったりが面倒」であり、甘夏となるとハードルは高い。

あの硬い皮。酸っぱいし。

しかし持って来たのは娘ぶー子であり、断りにくかったのである。仮に断ったとしたら、彼女は捨てるだろう。ぶー子がうちに持ってきたのも、私と同じような理由だ。会社で貰ったとのこと。くれたその人を、私は知っている。とても人の好さそうな、年配の男性。

そんな甘夏を、見捨てる訳にいかなかったのであ。

 

しかしあっさり解決した。サワーにして飲んだら美味しかったのである。たまたま絞り器があったので、手間もかからなかった。

ところで私の初体験は、これではない。ぶー子はまた4つ、甘夏を持って来たのである。

 

これもまたサワーにすればいいと、喜んで私は受け取った。

ところがその機会がなかなかない。

外で飲んだ。

缶サワーが余っている。

忘れていた。

・・・・・・・・。

 

今回は4個だ。早くしないと、最後の消費の頃には腐るかもしれん。

しかしそのまま剥いて食べる気には全くならない。硬い。酸っぱい。

何とか調理に使えないだろうか。

ネットで調べて、ついに発見した。

 

自家製ポン酢。

 

本来はあまり甘味のない柚子やカボスを使うことが多いようだが、柑橘系なら問題ないとのこと。

結局ここで剥いたり切ったりの手間がある訳だが、不思議とこうなると面倒にはならないものである。新しいことへの興味、挑戦。自家製ポン酢なんて、美味しそうじゃないか。

 

そして実際、とっても美味しかった。

結果には満足しているが、果たしてこれをもう一度となると、ちょっとためらってしまう。やはり頑張れたのは、「初めて」だったからだろうか。

 

甘夏はまだ1個、残っている・・・・・。