人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

今夜は青春

食い放→カラオケ。

これが結婚記念日のイベントである。

どこがどうスペシャルかと言うと、食い放はホテルバイキングで、カラオケは曲数の多いパセラだ。

当然電車では帰れないので、池袋に泊まる。

赤坂のエクセルホテル東急のランチバイキング。

例えばこんな感じ。

厚切りのローストビーフがムッチャクチャうまかった(泣)

「食べ終わりたくない、このままずっと食べ続けたい。」

ダンナの言葉に深く共感する。

デザートはこんな感じ。

右手前は焼きたてのワッフル。

ワッフルなんて普段はどうでもいいくせに、バイキング・ハイである。

どうでもいいのはワッフルだけではなく甘いもの全般、普段はあまり食べないが、食後にこんなに盛ってきてしまった。

写真ではきったねえチョコバナナだが、その場でチョコレートファウンテンにつけてくる。

これがやりたくて、食べる破目になるのだ。

食べなかったが。

苦しくて入らなかった。ぶー子が食べた。

しかしあの子はなんだってあんなに甘いものが食後に入るんだ??

悲しい事に、いつしか腹は膨らんでくる。

「苦しい」と言ってホテルを後にした。

池袋に移動して、苦しい腹を抱えたままカラオケボックスで乾杯だ。

我が家には「マイ歌本」というものが存在するが、おっといけねぇ、そいつを家に忘れてきてしまった。

パセラにしかない曲もリストアップしてあったのに。

う~ん、う~ん、どんな曲があったっけ??

せっかくだからここにしかない曲を歌いたいが。

そこで思い出した曲は、ファイヤー・インクの「TONIGHT IS WHAT IT MEANS TO BE YOUNG」だが、そのタイトルもアーティスト名もさっぱり思い出せなかった。

「えっとあの、映画に使われてた、80年代の・・・。」これだけで曲を入れるのは不可能だが、邦題を思い出し、そこから入れることができた。

なぜならその題は「今夜は青春」というしょうもないタイトルだったので、しっかり脳にインプットされていたらしい。

みんな私が悪酔いすることを酷く恐れていたので、サワーでペースを抑えつつ飲んでいた。

抑えたのは「ペース」ではなく、「もっと強い酒が良いのだが、サワーに抑えた」と言う意味だ。

しかし、ぽ子界のサワーなどジュース程度のものであり、飲めども飲めどもあの湧き上がるような高揚感が訪れない。

1時間ほどでワインに切り替える。

5時間。

まっすぐ歩けない私は、ダンナに支えられながらホテルまで何とか帰ったらしい。

娘ぶー子はずっと後ろを歩き、他人のふりをしていたようだ。

ホテルで撃沈、目が覚めたのは激しい吐き気のためであった。