人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

バスツアー再び・2

とうとう楽しみにしていたクローネンベルグ・ドイツ村である。

ドイツの町並みを模しているというだけでワクワクするし、そこへクリスマスイルミネーションである。

キメはドイツ風クリスマスディナー。

もう足は高いヒールで限界的に痛んでいたが、ボルテージはMAXだ。

着いてアーチ型の入り口をくぐると、そこには「赤城高原牧場」と書いてあった。ん?

しかしそこここにドイツ語の標識があったりしたので、「クローネンベルグ・ドイツ村・別名赤城高原牧場」と解釈したが、逆だったら脱力である。

楽しみにしていたバイキングだが、最低であった。ドイツ人、怒れ。

ドイツ風クリスマスディナー。

千円ぐらいで食べれそうな、ジャンク食い放である。

ハンバーグ、唐揚げ、カレー。このラインナップにそれは象徴されている。

その上どの料理も冷めていた。

客は私達のようなツアー客が次々入って回転はいいはずなのに、どうしてこんなことが起こるのだろう?

過去の経験でこんな事態も想像しないでもなかったが、それでもまずくて食べれないということはないだろうから、腹一杯食べて帰るつもりだった。

しかし、腹が満たされないままに店を出た。

私は恥ずかしい。

こんなものをダンナの誕生日プレゼントにしてしまった。

しかし、外に出てみると、イルミネーションは綺麗であった。

まぁいいか。

気を取り直してイルミネーションの中を歩く。

石畳にハイヒールは非常に歩きにくい。

家に着いたのは9時前だ。

私は携帯を会社に置いてきてしまったのでダンナが娘ぶー子とやりとりをしていたが、

「猫にご飯やって」、「猫のことを諸々よろしく」と猫ばかりである。

最終的には「てかウチをほっとくなよ(怒)」と返事が来た。

そんなぶー子の晩ご飯は、コンビニ弁当である。

すまんのー、時間がなかったのだよ。

もうバスツアーをプレゼントにするのは止める。

バスツアー、悪くはないが、みんな気をつけろ!!と言いたい。