人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

エルは元気??

注:排泄物などグロ画像がありますので、ご注意下さい。 みんな寝静まっていた。 何時なんだろう?? 気持ち悪い、頭が痛い。 二日酔いが始まっていた。 吐き気も頭痛も我慢できない程ではなかったが、良くなる気配もないので吐いてから薬を飲む事にした。 ここからが地獄である。 激しく脱水しているようで、喉が渇く。 ジュースや水を飲むが、結局気持ち悪くなりそれを吐く事になる。 出てくるのは水分ばかりだ。 飲んだばかりのコーラ、お茶、水、そのまんまである。 コップに入れればもう一度飲めそうなぐらいだ。 それが出切ると、いよいよ下に沈殿している固形物に達する。 思うにこのあたりに毒素があるのでは。 だからいくら水分ばかり吐いても具合が良くならないのだ。 この毒素を吐ききるまで、かなりの水分を摂っては出した。 もはや胃洗浄である。 ODで病院に運ばれると胃洗浄でつらい思いをすると聞いたが、私は飲み過ぎでそれを経験してしまったのか。 娘ぶー子はダンスのレッスンがあったのでひとりで先に帰ったが、買い物したいと行って池袋に戻ってくることになった。 しかし私には買い物する体力など残っていなかったので、ひとりで先に帰って来てしまった。 ダンナは「初めての1泊お留守番」をしているエルがとても心配だったようで、喜んで私を家に帰した。 「エルはどうしてる?」というメールが何度も来たが、悔しいのでもったいつけてなかなか様子を教えてやらなかった。 「エウちゃんの様子は?元気かな?」 「家は火事にはなっていません。」 「ほっ・・・良かった。・・・ってエウちゃんは!?」 「猫エサマシン、崩壊(笑)」猫エサマシンが壊されていたのだ。 「ハハハ・・・エサマシン崩壊・・・・・・・・・・・・で、エウちゃんは?」 「水量不足により、ウォーターファウンテン、停止(笑)」水やりマシンも止まっていた。 「ウォーターファウンテンまで・・・。エウちゃんは大丈夫!?」 「喉が渇いたので飲み物買って来てください」 「はい?夜まで待てる?」たった一度だけのダンナの反撃である。 「夜!?なんでそんな遅い!?エルの近況報告聞きたくないのか!?」ちょっと焦ったぽ子。 「冗談だよ。で、エウちゃんは?」 「少し大きくなったみたいです。」 「これはラじゃないか!!」 「間違えました。これですか?」 予想はしていたが、エルさま、床に脱糞されてました。 「・・・おしい。それの主ですよ。」 「という事は、これは関係ないですね。」 タイムリーな事に、この時ミがゲロを吐いた。 納豆ではない。 「ガウチ。残念。」 「床って意外と冷たくて気持ちがいいものですね。」 「(しらけた顔の絵文字)」 「しょうがないなぁもう。お待ちかね、エルちゃんですよ。」 「意味深長」こういう意味深長な言葉は恐らく娘ぶー子である。 「これで文句はあるまい。」 笑顔の絵文字が6つ返って来た。 エルの様子ひとつ聞くのに、ここまで遠回りさせた。 気の毒なので、動画もつけてあげた。 ダンナをいじめたらすっかり眠くなったので、ベッドに入りぐっすり眠った。 目が覚めたら外は真っ暗だ。 まだみんな帰ってないのか?? 本当に夜になったじゃないか。遅すぎる。 寝室を出ると、ふたりともとっくに帰っていて、ダンナは寝ていた。 フー、夜の部である。 さすがに今日はもう飲めない。 惣菜食べて寝よう。