エルは元気??
注:排泄物などグロ画像がありますので、ご注意下さい。
みんな寝静まっていた。
何時なんだろう??
気持ち悪い、頭が痛い。
二日酔いが始まっていた。
吐き気も頭痛も我慢できない程ではなかったが、良くなる気配もないので吐いてから薬を飲む事にした。
ここからが地獄である。
激しく脱水しているようで、喉が渇く。
ジュースや水を飲むが、結局気持ち悪くなりそれを吐く事になる。
出てくるのは水分ばかりだ。
飲んだばかりのコーラ、お茶、水、そのまんまである。
コップに入れればもう一度飲めそうなぐらいだ。
それが出切ると、いよいよ下に沈殿している固形物に達する。
思うにこのあたりに毒素があるのでは。
だからいくら水分ばかり吐いても具合が良くならないのだ。
この毒素を吐ききるまで、かなりの水分を摂っては出した。
もはや胃洗浄である。
ODで病院に運ばれると胃洗浄でつらい思いをすると聞いたが、私は飲み過ぎでそれを経験してしまったのか。
娘ぶー子はダンスのレッスンがあったのでひとりで先に帰ったが、買い物したいと行って池袋に戻ってくることになった。
しかし私には買い物する体力など残っていなかったので、ひとりで先に帰って来てしまった。
ダンナは「初めての1泊お留守番」をしているエルがとても心配だったようで、喜んで私を家に帰した。
「エルはどうしてる?」というメールが何度も来たが、悔しいのでもったいつけてなかなか様子を教えてやらなかった。
「エウちゃんの様子は?元気かな?」
「家は火事にはなっていません。」
「ほっ・・・良かった。・・・ってエウちゃんは!?」
「猫エサマシン、崩壊(笑)」猫エサマシンが壊されていたのだ。
「ハハハ・・・エサマシン崩壊・・・・・・・・・・・・で、エウちゃんは?」
「水量不足により、ウォーターファウンテン、停止(笑)」水やりマシンも止まっていた。
「ウォーターファウンテンまで・・・。エウちゃんは大丈夫!?」
「喉が渇いたので飲み物買って来てください」
「はい?夜まで待てる?」たった一度だけのダンナの反撃である。
「夜!?なんでそんな遅い!?エルの近況報告聞きたくないのか!?」ちょっと焦ったぽ子。
「冗談だよ。で、エウちゃんは?」
「少し大きくなったみたいです。」
「これはラじゃないか!!」
「間違えました。これですか?」
予想はしていたが、エルさま、床に脱糞されてました。
「・・・おしい。それの主ですよ。」
「という事は、これは関係ないですね。」
タイムリーな事に、この時ミがゲロを吐いた。
納豆ではない。
「ガウチ。残念。」
「床って意外と冷たくて気持ちがいいものですね。」
「(しらけた顔の絵文字)」
「しょうがないなぁもう。お待ちかね、エルちゃんですよ。」
「意味深長」こういう意味深長な言葉は恐らく娘ぶー子である。
「これで文句はあるまい。」
笑顔の絵文字が6つ返って来た。
エルの様子ひとつ聞くのに、ここまで遠回りさせた。
気の毒なので、動画もつけてあげた。
ダンナをいじめたらすっかり眠くなったので、ベッドに入りぐっすり眠った。
目が覚めたら外は真っ暗だ。
まだみんな帰ってないのか??
本当に夜になったじゃないか。遅すぎる。
寝室を出ると、ふたりともとっくに帰っていて、ダンナは寝ていた。
フー、夜の部である。
さすがに今日はもう飲めない。
惣菜食べて寝よう。