リスは、アリのためにハチミツを振る舞い、今日も語り合う。
アリの話はいつも難しく、でもどこか分かるような気もする。
案外そんなものなのかもしれない。あるがままを受け入れるリス。
森の中では奇妙なことが時々起こるが、案外そんなものなのかもしれない。
考え過ぎないこと。
それが上手く生きる秘訣だと、彼らは教えてくれる。
・・・んだよね!?
絵本のような、一見素朴な短編集だ。
しかしそれには何かが隠されているように見えるのが、大人の読み方である。
帯には「あなたに似た動物がきっといる」と書いてあるが、なるほど、私がいたり、あの人がいたり。
不器用に生きる動物達を、暖かく包み込む世界。そんなものが見えてくるが、正直まるでノストラダムスの予言書のように、非常に難解だ。何を伝えたいのか、もしくはそんなに深読みする必要はないのか、大変に混乱した。ついにはただ文字を追うだけになった。
何だか凄く大切なことを言っている気もしたが、私にはそれを拾うことはできなかった。
ということで、結局ただの絵本になってしまったのだ。
読む人によって感想は変わるだろう。簡単ではない、とだけ言っておきたい。
ぽ子のオススメ度 ★★☆☆☆
「きげんのいいリス」 トーン・テレヘン
新潮社
