人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子57歳。

きげんのいいリス / トーン・テレヘン

リスは、アリのためにハチミツを振る舞い、今日も語り合う。

アリの話はいつも難しく、でもどこか分かるような気もする。

案外そんなものなのかもしれない。あるがままを受け入れるリス。

森の中では奇妙なことが時々起こるが、案外そんなものなのかもしれない。

考え過ぎないこと。

それが上手く生きる秘訣だと、彼らは教えてくれる。

 

・・・んだよね!?

絵本のような、一見素朴な短編集だ。

しかしそれには何かが隠されているように見えるのが、大人の読み方である。

帯には「あなたに似た動物がきっといる」と書いてあるが、なるほど、私がいたり、あの人がいたり。

不器用に生きる動物達を、暖かく包み込む世界。そんなものが見えてくるが、正直まるでノストラダムスの予言書のように、非常に難解だ。何を伝えたいのか、もしくはそんなに深読みする必要はないのか、大変に混乱した。ついにはただ文字を追うだけになった。

何だか凄く大切なことを言っている気もしたが、私にはそれを拾うことはできなかった。

ということで、結局ただの絵本になってしまったのだ。

読む人によって感想は変わるだろう。簡単ではない、とだけ言っておきたい。

 

ぽ子のオススメ度 ★★☆☆☆

「きげんのいいリス」 トーン・テレヘン

新潮社