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昔の話だ。中学生だった。
「バイクに乗らない?」
電話がかかってきて、誘われた。
バイクと言っても原付。
正直バイクも原チャもどうでも良かったが、それでも無免許でそんなものに乗ってみたい年頃だったのである。
そして呆気なくパクられた。
交番にて。
調書をかかされる。
おまわりさんはおっかなく、私はブルブル震えていたのだ。
自分の意志に反して勝手に震える体の不思議、という経験として、忘れられないでいる。
意志に反するのだ、出そうと思って出せるものではない。貴重な経験だ。
おまわりさんは二人いて、一人は私達に対応して調書を書かせ、もう一人は座ってふんぞり返っていた。この人がとにかく怖く、手のひらにクルミか何かを2つ掴んで、ゴリゴリやっていたことが忘れられない。
・・・という話をダンナにした。
「えっ!?そんなこと本当にする人いるんだ(笑)」
「え??どういうこと??」
「え??いや、クルミごりごりとかって、映画やドラマとかで悪役なんかがやるじゃん。ホントにやる人がいるとは思わなかった。」
え!?クルミごりごりってそういうものだったの!?つまりおまわりさん、カッコつけてか威嚇か、そうやって凄んでたつもりだったのか、中学生(全員女子)相手に。
途端に腹が立って来た。バカじゃないの。
まんまとビビッて震えてた私も滑稽だ。クルミも案外威嚇効果はあるということか。
40年前の話である。まだクルミに威嚇効果はあるか。