人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

レディ・イン・ザ・ウォーター

「シックス・センス」、「ヴィレッジ」などを手掛けた、M・ナイト・シャマラン監督の作品。

        

 

  監督:M・ナイト・シャマラン

  キャスト:ポール・ジアマッティ、ブライス・ダラス・ハワード

 

 

愚かな人間を正しい道へと導くために送り込まれる、水の精霊ナーフ。

ナーフの女王「ストーリー」はヒープの管理するアパートにやって来たが、ナーフを襲う猛獣スクラントに阻まれ、もとの世界に帰れなくなってしまう。

彼女が無事に帰るためには「守護人」、「ヒーラー」、「翻訳者」、「ギルド」が必要だという。

このアパートにいるはずの彼らを探し出し、ストーリーを送り返すこと。チャンスはあと1回、翌日の夜。

果たしてストーリーは無事に帰れるのか・・・?

 

監督自身が子供に語り聞かせたおとぎ話と言うだけあり、ファンタジックなストーリーだ。

しかし舞台はアパートであり、ストーリーを除く登場人物はみんな極ありふれた人間だ。日常に入り込んだファンタジーの異質は面白い。

しかしそれだけに「そんなバカな」という場面の連続で、ファンタジーにもリアルにも寄れない中途半端さがもどかしい。

「妖精を守って送り出す」ということに誰も疑問を抱かずに協力する姿も、冷めた目でみると茶番だ。

「やっぱり・・・・・ではありませんでした」という連続にも「えー加減にせい」という気持ちになった。

感情移入できぬまま、物語は進んで行く。

感動のラストシーンであるはずが、ポカーンという感じで、はい、ちょっと残念な作品でありました。

これはあなたの子供に語るぐらいで良かったのでは??

 

ぽ子のオススメ度 ★★☆☆☆

ダンナのオススメ度 ★★☆☆☆