「シックス・センス」、「ヴィレッジ」などを手掛けた、M・ナイト・シャマラン監督の作品。
監督:M・ナイト・シャマラン
キャスト:ポール・ジアマッティ、ブライス・ダラス・ハワード
愚かな人間を正しい道へと導くために送り込まれる、水の精霊ナーフ。
ナーフの女王「ストーリー」はヒープの管理するアパートにやって来たが、ナーフを襲う猛獣スクラントに阻まれ、もとの世界に帰れなくなってしまう。
彼女が無事に帰るためには「守護人」、「ヒーラー」、「翻訳者」、「ギルド」が必要だという。
このアパートにいるはずの彼らを探し出し、ストーリーを送り返すこと。チャンスはあと1回、翌日の夜。
果たしてストーリーは無事に帰れるのか・・・?
監督自身が子供に語り聞かせたおとぎ話と言うだけあり、ファンタジックなストーリーだ。
しかし舞台はアパートであり、ストーリーを除く登場人物はみんな極ありふれた人間だ。日常に入り込んだファンタジーの異質は面白い。
しかしそれだけに「そんなバカな」という場面の連続で、ファンタジーにもリアルにも寄れない中途半端さがもどかしい。
「妖精を守って送り出す」ということに誰も疑問を抱かずに協力する姿も、冷めた目でみると茶番だ。
「やっぱり・・・・・ではありませんでした」という連続にも「えー加減にせい」という気持ちになった。
感情移入できぬまま、物語は進んで行く。
感動のラストシーンであるはずが、ポカーンという感じで、はい、ちょっと残念な作品でありました。
これはあなたの子供に語るぐらいで良かったのでは??
ぽ子のオススメ度 ★★☆☆☆
ダンナのオススメ度 ★★☆☆☆