人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

哀愁しんでれら

時々こちらにコメントをくれる「べーしすと氏」からのリクエストだ。映画監督が「後味の悪い作品」ということで紹介していたとのこと。映画監督が言うんだから、本当に後味が悪いのだろう(笑)あまり後味の悪い思いなどしたくないが、気になるのが人の性。レンタル予約の順位を上げて、やってきました。

    

 

     監督:渡部亮平

     キャスト:土屋太鳳、田中圭、coco

 

 

不幸のどん底から、あっという間にシンデレラストーリーを歩むことになった小春。

結婚。幸せな家庭。

母親に捨てられた過去を持つ小春は、この家庭を大切にしたい、夫を、子供を、必ず幸せにすると強く心に誓う。

そのあまりにも強い思いは、やがて自分を追い詰めることに。

良き妻、良き母であるために、自分を殺す小春。

子供とは、純粋無垢な天使ではない・・・・・・・。

 

前半は、絵に描いたようなシンデレラストーリーだ。小春の幸せを願い、気持ち良く観ることができる。「どこがムナクソ?」と思っていると、やがて小春の生活に陰りが出始めるのだ。

非常に、嫌な予感だ。観ているのが辛くなってくる。

しかし、ハッピーエンドだ。

怖ろしいハッピーエンドが待っている。

家族がひとつになる。それこそ究極の幸せなのではないだろうか。

 

ぽ子のオススメ度 ★★★★★

ダンナのオススメ度 ★★★★☆