魔女狩りの話というので、もっとおどろおどろしいものを想像していたのだが・・・。
実話を基にしたストーリーとのこと。
監督:ニコラス・ハイトナー
キャスト:ダニエル・デイ=ルイス、ウィノナ・ライダー
17世紀末、アメリカの田舎町セイラム。
少女たちは親の目を盗んで魔術の儀式を楽しんでいたが、それはあくまでも「おまじない」の延長線のようなものであった。
しかしある日、町の牧師の目に留まってしまう。
ひとたび「魔女」と認定されてしまったら、縛り首である。皆、揃って言い逃れをするが、自分を守るためには他人を攻撃しなくてはならない。
それはどんどんとエスカレートしていき、やがて復讐の裁判と化していくのだ。
少女のひとり、アビゲイルは、恋心を抱いていたジョンの家庭を、どん底に突き落とす。
たとえ嘘でも「自分は悪魔と契約しました」と告白すれば絞首刑は逃れられるのだが、槍玉にあげられた人々の選択は・・・。
いや~、集団心理って恐ろしいですねEE:AE5B1
それに対する告発された人の潔さが尊い。
ジョンとその妻エリザベスの夫婦の絆が試されるが、ラストは切なくて複雑な気持ちである。
聖書の言葉を唱えながら死んでいった人達に、拍手。
ぽ子のオススメ度 ★★★★☆
ダンナのオススメ度 ★★★☆☆
あの時代にあの土地に生まれなくて良かったEE:AEB60EE:AE5B1
後味は悪いけど、真っ直ぐに生きようと思ったEE:AEB6A