人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子56歳。

新しい音姫

「音姫ってさ・・・。」

音姫。

ダンナの口から「音姫」という言葉が出て来るのは、おかしな気持ちである。

「音姫って、オシッコの音を消すんだよね?!」まぁそういうことです。日本の女性は恥ずかしがりなのである。音姫が登場する以前は、実際に水を流して音を出したものだ。節水のために開発されたのが、この音姫なのである。

「でもさ、💩の音って消えるの??」え?そんなこと、考えたこともないよ。普通警戒して遠慮がちに出すだろうから、音姫が勝つんじゃない?!

「だってね、例えばギターの音の上にもっと大きなギターの音をかぶせれば消えるけど、ギターでベースの音って消せないよね!?」 !?!?

「だったらもっと音色を変えた方がいいんじゃないかと・・・。」

同じ音色で消すとなると、屁音の音姫。もはやそれ、音姫になってない、余計に恥ずかしいじゃないか。

「いやいやそこまでしなくても、例えばラッパ系の音とか・・・。」確かに、ラッパなら上手く被りそうな音域である。でも・・・、

「でもさ、それラッパ鳴ってるっていうことは、💩してます~!って知らしめているようなもんだよね!?そんなもの、よう押せんわ。」

「そうか。男はさ、個室入ってる時点でバレバレだからなぁ。」

「女は全員、絶対💩なんてしませんから、って体でトイレに来てますからね。」

 

面倒臭い生き物である。

まぁ男性方には、その辺を神秘に感じて頂けたらいいのではないかと思う。