今週のお題「冷やし〇〇」
冷やすといいもの、私に聞きますか。
そんなの、「酒」一択でしょう。
赤ワインと熱燗を除けば、お酒はキン、と冷えているのが理想だ。言わずもがな、夏のビールは最高である。何度このために、禁酒が破られたことか。ダンナが昨日飲んでしまったことも、ついでに晒しておく。
そんな訳で、冷蔵庫には常に飲みたいお酒が冷えていて、それでも足りないのでワインクーラーまで買ってしまった。
ところがこれでも足りないという状況になることがある。人を呼んだ時だ。
悪そうなやつら皆友達、酒飲むやつら皆友達で、私の友人はやはり酒飲みばかりだ。一人来るだけで、冷蔵庫が厳しいことになる。
刺身など食材は動かせない。
考えた挙句、お酒を入れたのは、「空き缶入れ」であった。
酒飲みの家は、空き缶、空き瓶の排出量が多い。故に我が家もかなり大きな容器に入れていたが、これは専用のごみ箱ではなく、もともとランドリーボックスのようなスタイリッシュな収納ケースであった。
この中の空き缶を袋に入れて一時的に移動させ、収納ケースを良く洗ったら水を張り、ドリンク類をどんどん入れていった。
収納力は逸品である。それが決め手で買ったものだ。
ここに、刺身を冷やすためにお店で貰った氷をザバンと入れた。
おお・・・。パーティー感が凄いぞ。
ドリンクは、良く冷えてくれた。皆が自由に取り出せ、ホスト側としても楽になった。
取り出す度に拭かなくてはならないが、こういう面倒も、時には良き趣になる。
ガシャガシャという氷のぶつかる音と、良く冷えた水。そこから飲み物を取り出す行為は、釣ってきた魚を「さていよいよ食べようか」とクーラーボックスから出すような気持ち良さがある。
普段しない行為というものは、うまく回れば「面倒」などのメガティブな感情を逆転させることがあるのだ。
だから「普段使い」にしないのがコツだ。
夏ももうすぐ終わる。
そろそろ悪友たちを招いてバカ騒ぎをしておこうか。