人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子56歳。

ミッツのシェルター

いよいよ本格的なのが来たのだ。雷。

去年はもっと早くからもっとたくさん来ていたような気がするが、ちゃんとやる気があるようなのを聞けたのは昨日が初めてである@東村山。

雷でパニックを起こすミッツだ、警戒はしていた。

しかし去年とは違い、今はもう解放してリビングで一緒に過ごしているのだ。そばにいる。大丈夫だ。ミッツも壁も。

 

最初の一発目が鳴った時、私はキッチンに立っていた。

キッチンには猫のご飯関係やらトイレやら生ゴミやら、ミッツが気になるものがたくさんあるので小さなフェンスで仕切ってあったのだ。

ミッツはいとも簡単にそれを飛び越え、私の隣に座り込んだ。

太っているミッツがお世辞にも「華麗」とは言えない動きでアレを飛び越えたのは滑稽だったが、本犬は必死である。見るとガタガタ震えていた。

こうして犬猫同じ部屋で暮らすようになって知ったのは、どうやら猫より犬の方が臆病だということだ。

繋いでいるうちは猫に対して果敢に吠えていたミッツも、いざ放たれると猫に睨まれてひっぱたかれたりしている。雷に対しても、猫達は「なに今のスゲー」ぐらいなものだ。

 

哀れミッツは、雷が鳴っている間じゅうピッタリ私のそばについて離れない。ちょっとの移動にもついてくるストーキングぶりだ。

つきまとわれるのは構わんのだが、震えているミッツをもうちょっと落ち着かせることはできないものか。そこで思い出したのは「たすき」だ。

このように雷にビビる犬は結構多いようで、色んな対処法がある。犬にたすきを巻くと良いなどというおまじない程度の方法があったことを思い出し、ネットで詳しく調べてみることにしたのだ。犬にたすきww

 

パソコンに移動すれば、ミッツもぴったりついてくる。

しばらくそこで動かなかったが、やがて隣の収納箱に突入した。前回小さな雷が鳴った時に入った場所である。今回は私がそばにいるからと油断していた。

 

 

おいぃ~、サイズ的に無理だろ!

為せば成る。

 

このまま大人しくしてくれるならこれでも良かったんだが、

落ち着かないようで食いちぎってしまうのだ。

引きずりだして、持って来たクレートにいざなった。

それでもこの場所に執着するので、収納箱は全部出して、ここをミッツのシェルターとした。

これでやっと静かになったのだ。

 

これからも、雷は来るだろう。しかも昨日のなんて、まだいい方だ。

このシェルターの強化を考えたい。