「えっ、オレ、Dmで練習してた・・・。」目の前のダンナが、スマホを手に青ざめている。
松任谷由実の「埠頭を渡る風」のキーのことらしい。
私も一緒にやるが、歌だ、キーなぞ多少上がろうが下がろうが大した問題ではない。
半音低いC#mで、と連絡が来てダンナは合点がいかない模様。「動画だとDmなんだけど・・・。」
すかさず私のスマホも震える。「キーの確認をお願いします。」。企画のebbiちゃんからだ。
「何の」が抜けている(笑)相当混乱している模様。
ライブの企画はebbiちゃんだが、この曲を取り仕切っているのはギターのふたりだ。キーの確認をするなら、こっちになるだろう。
あ。
しまった、この曲の楽譜、私のところに送ってもらってたんだった、ダンナに回してって。
わっ、忘れてた!
慌てて開くも、期限切れか、開けなくなっていた。
確認がてら、ギターのK氏に連絡。
返事はない。
「キー、C#mなんですか!?」ベーシスト氏より、LINE。
分かりません!別に私はどっちでもいいんですが。
・・・って訳にもいかないので、他のメンバーにも聞いてみる。
ギター1・2 連絡なし、C#mと言っているのはこのふたりか??
ギター3 Dm
キーボード Dm
フルート Dm
「これもう、ギターふたりにDmにしてもらった方が早いんじゃないの??」
でもこのふたり、すごく練習してたよね、facebookで何度も見たよ。
コード譜起こしてくれたのもこの方たちだし、それを今変えろとは、しかも私楽譜もらってたのに・・・(汗)
「半音違いの楽譜を渡していたことにいま気がつきました!」
あれっ!?ギターおふたり、練習風景のfacebookがあがってるよ!
返事くださーい、結局キーは何なんですか~~。
楽譜が届く。待ってましたっ!
「Am・・・。」
メッセージ。「原曲はC#・・・、」
もう何が何だか分かりません。
facebookのコメント欄に、「混乱を避けるため、ebbiちゃんの指示を仰いでください。」とのこと。
突然振られたebbiちゃん、「えっ、私観る人ですが!?」と戸惑いつつ、「Dmで」と鶴のひと声。これにてDmに決定。
本番3日前の混乱だ。
オマケ。
フルートのもっきゅん。「まだ手を付けてません。」
キーボードのまさきさん。「(「キーはDm」に対して)こっちのみ~ずはアーマイナー♪」
ベースのタカシくん。「ボーカル次第?」
ギターのダンナ。「💦💦」
ebbiちゃん。「あ」