人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

20年前の掃除機vsルンバ

久しぶりに暑いが、体調はすこぶるよろしい。

一体なにが勝因で何が敗因なのか、さっぱり分からない。

強いて言うなら、飲まないで寝た、比較的早く寝た、そんなぐらいである。

早く自分の体を攻略したいものだ。

気分がいいので、やっとコタツ布団を干した(笑)

干したからと言ってイコール「片づけた」にならないところが、ぽ子である。

その証拠に、干して取り込んだままのダンナの布団が、まだ音楽室に置きっぱなしだ。

ちなみに私の布団は、しまいすらしない。一年中ベッドの上である。

しまうのが面倒だし、場所もない。

そしてしまったら最後、今度は出すのが面倒になるに違いない。

そんな厄介な事態は、ダンナの布団ひとつで十分である。

今までコタツ布団をしまわなかった(まだしまうとは限らないが)のには、面倒、天気が悪い、忙しい、と悪条件が重なったこともあるが、一番の理由は「掃除機」であった。

掃除機は、隣の部屋のふすまの中だ。

今は使っていない鬱蒼とした和室に入り、暑いというのに猫の侵入を防ぐためすぐさま引き戸を閉め、これまた猫の侵入を防ぐためにつけてあるふすまのカギをを取り外し、屈み、あちこちぶつけながら重い掃除機を出す。

この作業が栗の皮むきほど面倒で仕方がなかったのである。

その面倒から逃れるために、ルンバを買ってもらったのだ。

毛むくじゃらが4匹もいるのである。

私が掃除をサボれは、その毛はどんどんと蓄積されていく。

そもそも普通に掃除機をかけても、すぐにどこからか毛が湧き出してくるのだ。そのたびにあんな苦労をしていちいち掃除機を出す気にはなれない、ルンバがあればスイッチひとつだ、一日に何度だって掃除(ボタン押すだけ)して進ぜよう、といいくるめて買ってもらったのであった。

双方、悪い話ではない。よね?(笑)

しかしルンバはラクチンだが、意外とわがままであった。

フカフカなものの上はエラーが出て動けない。

となると、コタツ布団はルンバの嫌いなタイプとなる。

となると、コタツ布団をしまうためには掃除機を取ってくるという重労働がもれなくセットになるということで、今日まで延び延びになっていたのだった。

いざ掃除機をかけようと思ったら、ダストカップにゴミが入ったままだった。

何をやるにも、こうである。前回の尻拭いから。

当然ルンバも同じで、ボタンを押すだけと言ってもその前に中のゴミを捨てるところからである。

せっかく綺麗にしたコタツ布団に余計なものをつけたくないので、先にラグの方もついでに掃除機をかけることにした。

すると、なんということでしょう!!

取れる取れる、・・・一体ルンバよ、お前は毎日何をやっていたのだ、みるみるうちにダストカップが一杯になってしまったのである。

実は薄々感づいてはいたが、ルンバさまは柔らかいものがお嫌いで、その次ぐらいにカーペットが苦手なようである。

あまり綺麗にならないので、そこだけスポットで繰り返しかけていたが、それでも全然綺麗にならない。

しかし、あそこまで行って掃除機を取って来る労働を考えると、無駄と思いつつもルンバを繰り返しスポットでかけるだけの方がマシだったのだ。

そして今日まで来たのだが、いや~~、綺麗になったよ、ラグ。

残念だが、能力は20年前の掃除機の方がはるかに上である。

ただ、能力は能力でも、文字通り脳味噌の力の方はルンバの方がはるかに上だ。なんたって、ひとりで勝手にやってくれるのである。

また、フローリングなら、先の掃除機とさほど変わりはないだろう。

ということで、プラマイゼロか。

どうせ隣の部屋は使ってないし、掃除機はそこに出しっぱなしておいて、時々召喚するかの。