人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

希望と現実の戦い

あけましておめでとうございますEE:AEAD9

仕事始めである。日常が戻ってきた。むしろ今日が元旦みたいな感じである。

今年は休日の並びが悪く、短い正月休みとなったが、もういい加減飲み疲れ、だらけ疲れていたのだ、ホッとしている。

と同時に、この休みにとことん逃げ切っていた現実が突きつけられたのであった。

ヤバい。一ヶ月切っているぞ、ライブまでEE:AE5B1

またまたこのパターンだ。いつまで経っても成長しないヤローである。

リハまであと2週間かEE:AEB64もうこうなったら家事など後回しでいい。

最低限のことを済ませるとPCを立ち上げて音源と楽譜を準備、まずは聴くところからである・・・・・・・・、聴くところからかい・・・。

まぁそれでもたまたま楽譜があって助かった。

こんな曲、今からいちいち音を拾っていたのでは、間に合わなかっただろう。

なのでまず私が一番最初にやったことはネットで楽譜を入手することだったのだが、もう絶版になっているらしく、プレミアがついて1万円を超えていた。

ガビーン、これは自力でやるしかないかと覚悟を決めたところ、良く見たら家にある楽譜に入っていたのである。思わず歓喜の雄叫びを上げた。よっしゃあああああEE:AE4E5←可愛くない。

とは言っても、これをこのまま使うのでは、不便だ。見やすく書き写す必要があった。

これはバンド譜であり、いらんパート(いらんパートw)もすべて載っているシロモノだ。私に必要な部分は1ページにたったの2行ずつ、これでは見づらい上、ページめくりも過酷である。

また音色によって左右の手に振り分けることにもなるのだ、独自の譜面が欲しい。

なのでまずは曲を聴いてある程度音色を振り分け、振り分かった状態を譜面に起こすことにする。

音は楽譜が拾ってあるので、書き写すだけで済む。

楽だ。

これはとても楽である。

しかし・・・、

楽譜をそのまま写していることには違いないのである。何だか馬鹿馬鹿しくなってきた。

半分ほど書いて、譜面を書くのはやめにする。コピーだコピーEE:AE595

楽譜をコピーして、切って貼って見やすくすればいいや。

音色で左右の手に分けるのは、頭の中でやればいいじゃん。

さしあたって目の前の面倒がなくなり、私はとても清々しい気持ちになった。

というか、そんな清らかなものではない。ザマミロ的な。

こういう時私は、反社会的な行動をとりたくなる。

何をしてやるかコノヤロー。

残った雑煮を食べることにした。

ところで私は雑煮などという上品ぶって実は雑に煮ただけみたいな「雑煮」など好きではない。毎年作るが、食べないのが私のプライドである。

それを食べちゃうんだからね、参ったかってんだっ!

こんなに気持ち良く雑煮を食べたことなど、過去にあっただろうか。

私は満たされた気持ちでお椀を流しに置いて、ふと気がついた。

楽譜をコピーして切り貼りするのはいいが、これを明日に先延ばししてしまったら、今日の収穫はゼロ、リハに向けての準備は何も進まないということである。

か~、チョーかったるいけど、コピーだけでもしておかにゃーEE:AE5B1

そしてコピーをしながらさらに気がついた。

コピーだけで終わらせちゃうのなら、別に明日でもいいんじゃん。

それをわざわざ今こうしてやっているんだから、今日少しでも切り貼りしないと今日コピーをしたことが無駄になってしまう。それは、今日一日の行動が無駄ということをも意味するのではないか。

何だか面倒なことになってきたぞ。

よりによって今日は1月4日、年の始めで私はちょっと「今年こそは」なんて気持ちになっていたりする。

しゃーない、少しでも手をつけておくか。

家に着いてコピーをテーブルに置き、そこで私はさらに気がついたのである。

今使っているシンセは、一番高いE♭が壊れて出なくなっていた。

たった一音、それもこんな上の方と思ってほったらかしていたが、E♭め、意外と登場が多く、何とかしなくてはと思っていたのであった。

譜面が仕上がっても、楽器が使えないのでは困る。のではないか??

・・・と強引に思い込み、譜面の作成を止めて、手頃なシンセを調べることにした。

こういう時間は早いもので、あっという間に日が暮れてしまった。

シンセなど、ゴマンというほどあるのだ。どれがいいかなど簡単に決まるものではない。

新しいシンセと面倒な譜面にまつわる作業。

天秤にかければ重いほうは一目瞭然である。

シンセが決まるのが早いか、観念して譜面作りに着手するか。

う~ん、今年こそは。なのですが。