前回ラのことを書いたので、今度はその姉妹のミについて書こうかと思う。
ラッキーと姉妹であるはずのミュウだが、スリベタのラとはぜんぜん違う性格である。
お高くとまったお嬢様で、いつもツンとすました所がある。
もちろん抱っこなんて嫌いだし、後から来た子にも無関心、布団に入ってこないのもこの子だけだ。
だからといって、放っておかれなくはないらしい。
そばを通りかかると時々、媚を売るようにコロンをひっくり返ってみせる。
こういう時に撫でてやるととても嬉しそうだ。
つまり、自分が構って欲しい時だけ構ってくれ、というとんだワガママお嬢なのである。
なので、私は自分からはこの子に手を出さないようにしているのだが、たまに魔が差して無理やり抱いたりすることがある。
ミは嫌がってすぐに逃げ出すが、「構われた」ということをしっかり覚えているようで、その後は自分から擦り寄ってくることが多くなる。
本当はもっと構って欲しいんだけど、自分からはいきたくないということなのだろうか。
プライド高き猫である。
しかし猫同士の間では、おっとりとして「愚鈍」といってもいいほどボンヤリしている。
なのでしょっちゅうラに絡まれ、一番チビのエルにすら訳もなくすれ違いざまに叩かれたりしている。
いつもとりすましているミがボケーッとエルに叩かれている姿は、気の毒だがなんとなく可愛い(笑)
そういえば、あまり怒っているいるところを見たことがないな。
娘ぶー子にとても懐いていた。
掴みどころがなく扱いにくいタイプの子だが、ぶー子には従順であった。
今ぶー子はまた家を出ているので、寂しい思いをしているだろう。ぶー子も会いたがっていた。
もうすぐ帰ってくるから、待っててな。
言葉が通じるなら教えてあげるのに。