どこの病院もそうだと思うが、西川口の動物病院にも壁に色々なポスターが貼ってあった。
犬や猫の骨格のポスター、エサの宣伝。
その中に、寄生虫の写真が載っているポスターがあった。
2枚あり、1枚はノミ、1枚はダニ。
写真と一緒に成長過程が載っている。
成虫→卵→さなぎ→幼虫、こんな感じだ。
これはノミだが、ダニの方には「幼虫」にあたるのが「若ダニ」となっていて、
娘ぶー子と爆笑した。
「若ダニだって!!若ダンナみたいじゃん!!」
「若様!!ヒーッヒッヒッヒ!!」
それはさておき、これまで平和に2匹で暮らしていた姉妹猫「ラ」と「ミ」なのですが、
秘かにエルが加わり、不安を感じているように見えてきました。
まだ対面もさせていないし声すら聞かせていないけど、さすがに何か感じるところがあるのか。
いっそ早く対面させたいのだが、まだ予防接種をしていないので不安なのだ。
「先住の猫に触ったら手を洗ってから子猫に触るように。」と言ったのは、大学病院の先生だ。
「まるで病原菌だ。」と家族で話していたが、私はそれがおもしろくて
わざとラやミのことを「病原菌」と呼んでぶー子を怒らせていた。
しかし、最近発展してきた。
「病原菌、エルの部屋に入れないようになってるよね?」
「もう!!病原菌とか言うな!!」
「・・・ウィルス達が入って来たら・・・。」
「ウィルス!!」お、笑った。
「サナダ虫。」
「・・・若ダニ。」
ぶー子も大爆笑だ。以来、2匹は「若ダニ」だ。
しかしこの頃、若ダニが元気がない。
エルにかかりっきりで、スネているっぽいのだ。
寝室のエルと遊んだ後にラやミと会うと、
若い女と浮気をしてきたみたいな気持ちになってしまう。
この頃は、ない時間をやりくりしてラやミのご機嫌をとっている。
世の浮気な男衆の気持ちが、ちょっとわかった気がする。