だいたいダンナはずるいのだ。
飲みたくなったり我慢できなくなったりするのがいつも私なので、ダンナは黙ってほくそ笑んでるだけで良いのである。
だから決めた。
今夜はダンナから言い出さなかったら飲まないと。
飲むか否かは天に、もとい、ダンナに任せよう。
やはりダンナは、何も言わなかった。
まるで月曜日の夜のように、普通に風呂に入り、大人しくテーブルについた。
もし彼が本気で飲みたかった場合、「今日はどうするの?」などと揺さぶりをかけてくるはずだ。
私は待った。
いや、待ってはいないっっ。
もちろん、ダンナの選択に従うつもりだった。
とうとう晩御飯のおかずは全てテーブルに揃った。
「何飲むの?」しびれを切らせてこちらから聞くと、ダンナは「うん^^そうだね・・・。」と、わざわざもったいつけてから、「ノンアルコールビールでEE:AEACD」と答える。
ええっ。
もし飲みたいなら、別にいいのに、つき合うのに。
「いいの?ホントに?」
「水曜日だよ?」
「飲みたいんじゃないの?」
「早く帰ってきたのに?」
「どうして?」
最後にはやっと「じゃあ飲もうか。」と言った。
アル中ではない。
しかし、依存症はほぼ間違いないだろう。
まぁ早く寝て早く起きて、いつものように家事をこなせばいいのだろう。
明日こそ見とけ!!