ソファで寝ていた。
二度寝ではない。マジ寝だ。
朝になりダンナが起きてきても、動けない。
病気ではない。二日酔いだ。
先週からダンナの会社は繁忙期に入り、残業が続いていた。
つまり、帰宅が遅くなるという事である。
そこで私はいいことを思いついたのだ。
この隙に飲みに出れないか?
ダンナよりも早く帰ればいいのだ。
先にひとりで飲んでいたことなら何度かあったし、これなら腰を低くして断る必要がない。
それを決行したのが昨日である。
「出たよ~~EE:AEACD」
しかし私は、席に着いたばかりの飲み屋の席で、ダンナから会社を出たというメールを受け取った。
な、なぜ早いEE:AEB64
もうダンナより早く戻るのは無理だ。
「今日はちょっと遅くなるかも・・・。」
何が「かも」だ、決定してるだろ。
「えっ、残業!?」
さすがに残業と偽って飲むほどスレてはいない。
残業の相方の隙をついて飲むことはするが。
「ごめん、ちょっと。」
目の前では上司アンガが喋っている。
あまり携帯をいじっているのは失礼なので、最短である。
それが現実を曖昧に濁し、いい感じにぼやかす効果を出す。
ところが次のダンナのメールは
「飲み過ぎないように。」
であった。
お見通しであるEE:AEB64
しかし、私にはダンナの晩御飯を出すと言う使命がある。
勝手に食べられるものを置いていけば良かったのだが、私が買う食材は半額の値下げ品ばかりで、急を要するのだ。
そして昨日のそれは、鶏の骨付きモモ肉であった。
タレに漬け込んでおいた。
オーブンで焼かなくてはならない。
さすがに、自分は勝手に酒を飲んでアンタは肉を自分でオーブンで焼いてひとりで食べろとは言えない。
私はハイペースに飲み、早めに切り上げて家に帰った。
帰宅時間はいまだにハッキリしない。
私は覚えていないし、周りに聞いてもみんなその時間が違うのだ。
恐らく9時半から11時の間と思われる。
もちろん私の記憶だと9時半であり、ダンナに言わせると11時である。
ひどい二日酔いである。
おとといネトゲ寝不足でひどいオッチョコを仕事で繰り返したが、今日はそれを上回るかのオッチョコぶりであった。
「ちゃんと仕事できないならもう平日飲んじゃイケマセン!!」と若き上司グッティ氏にキツく言われてしまった。
ごもっともですEE:AEB64
何より自分自身がツライ1日であった。
ところで、こんなに短時間でこんなに酔うものなのか?という疑問から、家に帰ってからも飲んだと思われたのだが、聞いてみるとそれはなかったらしい。
正確に言うと飲もうと思って作るだけ作ったらしいのだが、酔っていたので作った事を忘れて2杯目を作り、その両方を飲まずに酔い潰れたらしい。
二日酔いのまま、金曜日を迎えた。
もちろん飲んでいるが、ハマればいい感じに飲めるはずである。
ダメならすぐ寝るコースだ。
前者の予感の23時12分EE:AEB80