「ごめん、ちょっと言わなきゃならないことが・・・。」
!?
そんな切り出し方をされたら、普通はビビる。
しかもダンナがこんな風に言うときは、本当にロクな話じゃないのだ。
ロクは話じゃない話となると、ほぼ限定できる。
ダンナは恐ろしく生真面目な人間なので、自らろくでもない事はしない。
つまり、外側からロクでもない事が起こっているのだ。
しかもこの慎重な切り出し方。
私に相当なダメージを与えるはずである。
・・・アレか?
「・・・いつ!?マジ!?嘘!?ほんとに!?あああ!!」
「や、俺もホント急だったんだよ、それが・・・。」
あ~~~
何でこんな事に、何でこんな事に!!
ひどい!!そんなのって、酷すぎる。
私はどうしたらいいのだ、ああ、ぬかった、そんな事があるとは、起こるとは。
新年会、だそうです。
ゴーン。
とあえず「じゃあ楽しんでいらっしゃい」に相当する「ずるい、ひどい、女は何人」を返すと、急にダンナは大きくなって「女はいない。」と言った。
そうはいくか。そんなんで納得はしないぞ。
「ずるい、じゃあ私も飲みに行くEE:AE4E5」
私だって行きたいのだ。
それをあなたのために我慢しているのである。
「いや、だからね、俺は別にぽ子の飲み会がいけないと言ってるんじゃなくて、分かるでしょ!?」
今日初めてこのブログに来られた方、こんにちは。
簡単に言うと、あまりに私の酒癖が悪いので、と、ダンナは言うのです。
「・・・で、いつ・・・。」
「明日・・・。」
あ、明日!?
この話をしたのは昨日だから、つまり今日である。
今現在ダンナは酒をかっくらって、カミさんの悪口を言っているのである。
「そ、そんな、急な・・・。」
まるで、親がたった今死にそうだから、肝臓ひとつよこせと言われたほどの衝撃である。
ん?肝臓っていくつだ?
そこでダンナは「証拠のブツ」とでも言うように、会場の地図とダンナ宛のメールをプリントしたものを見せた。
ここまでしないと「浮気だ浮気だ」と何日も騒ぐからである。
ぶう~EE:AE4F4
しょうがないでつねー。
・・・と私が緩みかけた頃、
「・・・・・と、歓迎会が・・・。」
か、歓迎会??
別名飲み会でカミさんの悪口言う大会!?アゲイン??
「お、女、何人ですか・・・。」
「EE:AE4E6多分来ないけど、ひとり。38歳。太っている。」
「38歳太っている」の情報はダンナが言い出したのではなく、私のしつこい尋問でゲットした答えである。
しかし、安心材料にはなりはしない。
なぜならダンナの妻は、41歳太りかけであるからだ。
突然舞い降りた不幸。
私達、幸せに暮らしていたのに、どうしてこんな仕打ちを。
しかしこれは・・・。