人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

しかしこれはチャンス?1

「ごめん、ちょっと言わなきゃならないことが・・・。」

!?

そんな切り出し方をされたら、普通はビビる。

しかもダンナがこんな風に言うときは、本当にロクな話じゃないのだ。

ロクは話じゃない話となると、ほぼ限定できる。

ダンナは恐ろしく生真面目な人間なので、自らろくでもない事はしない。

つまり、外側からロクでもない事が起こっているのだ。

しかもこの慎重な切り出し方。

私に相当なダメージを与えるはずである。

・・・アレか?

「・・・いつ!?マジ!?嘘!?ほんとに!?あああ!!」

「や、俺もホント急だったんだよ、それが・・・。」

あ~~~

何でこんな事に、何でこんな事に!!

ひどい!!そんなのって、酷すぎる。

私はどうしたらいいのだ、ああ、ぬかった、そんな事があるとは、起こるとは。

新年会、だそうです。

ゴーン。

とあえず「じゃあ楽しんでいらっしゃい」に相当する「ずるい、ひどい、女は何人」を返すと、急にダンナは大きくなって「女はいない。」と言った。

そうはいくか。そんなんで納得はしないぞ。

「ずるい、じゃあ私も飲みに行くEE:AE4E5

私だって行きたいのだ。

それをあなたのために我慢しているのである。

「いや、だからね、俺は別にぽ子の飲み会がいけないと言ってるんじゃなくて、分かるでしょ!?」

分かりませんーッEE:AEACEEE:AE5B1

今日初めてこのブログに来られた方、こんにちは。

簡単に言うと、あまりに私の酒癖が悪いので、と、ダンナは言うのです。

「・・・で、いつ・・・。」

「明日・・・。」

あ、明日!?

この話をしたのは昨日だから、つまり今日である。

今現在ダンナは酒をかっくらって、カミさんの悪口を言っているのである。

「そ、そんな、急な・・・。」

まるで、親がたった今死にそうだから、肝臓ひとつよこせと言われたほどの衝撃である。

ん?肝臓っていくつだ?

そこでダンナは「証拠のブツ」とでも言うように、会場の地図とダンナ宛のメールをプリントしたものを見せた。

ここまでしないと「浮気だ浮気だ」と何日も騒ぐからである。

EE:AE4F4

しょうがないでつねー。

・・・と私が緩みかけた頃、

「・・・・・と、歓迎会が・・・。」

か、歓迎会??

別名飲み会でカミさんの悪口言う大会!?アゲイン??

「お、女、何人ですか・・・。」

EE:AE4E6多分来ないけど、ひとり。38歳。太っている。」

「38歳太っている」の情報はダンナが言い出したのではなく、私のしつこい尋問でゲットした答えである。

しかし、安心材料にはなりはしない。

なぜならダンナの妻は、41歳太りかけであるからだ。

突然舞い降りた不幸。

私達、幸せに暮らしていたのに、どうしてこんな仕打ちを。

しかしこれは・・・。