うー、頑張って起きたEE:AEB67
グロッキーはグロッキーだが、寝すぎてもう眠れんEE:AE4E6
なぜにグロッキーかと言うと、いつものように飲み過ぎたからである。
今日は天気が良かったので昼間っから酒が飲みたくなり、バスでわざわざ昼からやっている居酒屋に出向いたのだった。
やー、飲んだ。
ところで今日は、「約束の日」である。
程よく酔いが回ったあたりで私は、「では本題に入ろうかと思います」と切り出した。
そのあらたまった口調にダンナは一瞬ビビッたが、すぐにピンときたようだ。
「・・・リッケン??」
その通り。
「一週間で弾けたら」の一週間目が、今日なのである。
ところが私は昨日の夜練習しながら、ふと気がついたのだ。
条件は「アマチュアバンド並み」であったが、その定義に差があるように思える。
正直私はこのままチャチャッと合わせるぐらいには弾ける様になったと思っているが、どうもダンナは「まだまだ」という評価をしているように見えた。
これでは「弾けてる」「弾けてない」という言い合いになるのではないか。
つまりはそもそも「アマチュアバンド並み」という曖昧な条件では、賭けは成り立たなかったのである。
それに気付き、一気に萎えたのだ。
無理じゃん。
ダンナは現状では買う気なんてないのだ。
「ちょっと待って、俺はそんな意地悪を言ったつもりはないよ。弾ければちゃんと考えるつもりだった。ただ、今の状態じゃ『弾けた』とは言えないだけで・・・。」
あぁやっぱり、現状ではダメなのだ。
しかし納得いかない。
アマチュアバンド並みというなら、完璧である必要はないのだ。
私はこのままライブに出たっていいと思っている。
これは私には充分「アマチュアバンド並み」なのである。
「・・・嫌だ。絶対欲しい。買って。」
結局ただのおねだりになっていた。
私は「これは共有財産になる」だとか「無駄にはならない」だとか散々インチキくさい訪問販売のように絡み、最後には「買う方向で。そのために楽器屋に情報収集に行く。」というところまで話をまとめた。
ダンナは「ぶー子が大学を卒業してから」と最後の抵抗を見せたが、「ローンを組む」と脅して口説き落としたのである。
ところで先に「共有財産」と言ったように、考えようによっちゃこれはダンナにとっても悪い話ではないはずなのである。
ダンナはビートルズをこよなく愛しており、彼だってリッケンベースが欲しいはずなのである、ただ現実的な話ではなかっただけで。
試しに「欲しいタイプはあるの?」と聞くと、ポール・マッカートニーが使っていたのと同じナントカいう品番をサラッと言った。
じゃあどうせ買うならそれにしようという事になったが、ビンテージである、値段は上がった。
私の欲望は果てしなく膨れ上がっていくが、果たしてそのための数十万はどこから出てくるのだろうか。
分からん・・・。
ダンナがどっかから持ってきてくれると信じている。