人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子56歳。

大五郎を撮る

モニターを覗き込んでみたが、真っ暗で何も写っていない。

どこを見ても真っ暗である。

待望のマイカメラがやっと届いた。

平日でも池袋まで取りに行くつもりだったが、たまたま日曜日だったので娘ぶー子の着せ替えショーの後に行ったのである。

ずっとずっと待ち焦がれていた。

暇さえあれば、カメラのことばかり考えていた。

これは・・・、リッケンベースの時と同じ現象(笑)

ちなみにエルが我が家に来たときもこんな感じであった。

一眼レフが欲しいと思ったのはいいが、一体自分は何を買うべきなのかがサッパリ分からなかった。

カメラの知識など、全くないのである。

しかし失敗したくはないので、分からないなりにネットで調べまくった。

その結果選んだのがこれだったのだ。

人と同じものは嫌だったし、人の真似をして買うのも嫌だった。

遊び要素が多くカメラとしては邪道だが、私は気に入ってもうこれ以外か考えられなかった。

足りないお金はダンナから借金だ(笑)

ダンナがキスデジを買った時は、気を使って私を一番最初に撮ってくれたのだが、悲しい性でつい変顔をしてしまう。

かくしてダンナのSDカードの一番最初に、スッピンで変顔のぽ子のアップが入ってしまった。

ダンナは消すに消せないようで、それはまだしぶとくトップに入っているのだが、時々撮った写真を一枚ずつ見てくと突然それが現れるので、そのたびに暗い気持ちになるのであった。

ダンナ、それもう消していいからEE:AEB64

それ以後結構な量の写真を既に撮っているが、私の姿は二度と現れることはなかった。

つまり形式的に恐ろしい妻を立てたのだろうが、結局私のカメラで一番に撮ったものは分からなくなってしまった。

電池の充電が終わったころには結構酔っていて、あまりにもテキトーな写真だったのでサッサと消去してしまったのである。

その後も試し撮りばかりで、保存するような写真はなかなか撮れなかった。

いかんせん説明書を読むのが面倒で、行き当たりばったりに撮っているのである。

この機種のついては事前にいくらか勉強してはあったが、なかなか思うようには撮れない。

しかし、シャッターチャンスは突然やってくるのである。

そんな時のために、すぐに取り出せる場所をカメラの定位置にしてあった。

イカしたモデルは大五郎である。

ダイは一番新米のくせに、一番図々しいヤツだ。

いつも一番いい場所に一番に駆けつけて、一番偉そうに横になるのである。

テーブルなんて拭こうものなら、きれいになった途端に上ってきてひっくり返る。

その傍若無人さがまた愛らしかったりするのだが、その時も、見るとテーブルの上で伸びていたのだった。

お、チャンスチャンス、こういうのを撮らないと。

しかし真っ暗なのである。

黒いテーブルに黒猫のダイ。

頑張れよ、一眼EE:AE4E5騙されてんじゃねーよ。

私はモードを色々入れ替えてみたが、さっぱりダイは浮かび上がってこなかったのである。

まだまだカメラ1年生なのだ、そのうち黒on黒も撮れるようになるだろう。

諦めて私はカメラを置いた。

しかし猫4匹と猫バカ、シャッターチャンスの宝庫である。

今度はエルの寝姿を撮りたくなった。

再びカメラを構える。

しかしモニターは、相変わらず真っ暗である。

これ、おかしくね??

壊れてるんだったら早いところ取り替えてもらわないと。

少々忌々しい気持ちでカメラをしまおうと思って気がついた。

レンズキャップがつけっぱなしである。

原因が分かればさっきのダイが撮れないはずはない事にも気付くが、そもそも考えが浅はかなのである。

典型的なオバハン思考で、あり得ないこともあり得させてしまうのがぽ子なのだ。

黒猫だから真っ暗ってEE:AEB64

アホか。

少しずつ使い方も分かってきたが、「生かす」にはまだまだである。

そもそもブログ程度のサイズなら、上手く撮らないとコンデジと大差はない事が分かった。

「すげー」と言われるには、まだまだ時間がかかりそうである。

真っ黒大五郎(笑)

心の綺麗な人にだけ見えますEE:AEACD