人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子56歳。

休日のバトン

大誤算だ・・・・・・・。

私は何としてもゲームをやりたかった。

詳しく言うと、夜勤でずっとすれ違っていたダンナと、モンスターを狩りに行きたかったのだ。

ダンナと私は朝早くから魚屋に行き、ちょっといい刺身と岩ガキを買い、夜の宴と狩猟に備えて寝たのである。

結局ダンナが起きて来たのは夜の7時を回った頃だったが、久しぶりにゆっくり飲めるのである。

ずっとすれ違いだった。

美味しい刺身と今しか食べられない岩ガキ、発泡酒でなくビール。

つもる話をしよう。

その時。

「ただいま~~~~EE:AEB85

ヒクッEE:AEABF

あんた・・・、今日はバーベキューに行くって・・・。

「早かったでしょEE:AEACDやーもうヤバイヤバイ、暑くってさぁ。ん??大丈夫EE:AEB80『一気』のかわし技を思いついたから、そんな飲んでないよ~EE:AE468

ゴキゲンぶー子である。

彼女は一気のコールを歌い、彼女が思いついた「かわし」のコールを続けた。

違う、私が知りたいのはそんな事ではない。

・・・腹は・・・減っているのか・・・?

「・・・岩ガキ食べる・・・?」

恐る恐る聞いてみると「え、マジ!?食べる食べる、ヒョ~~EE:AEB86」と浮かれた声を出した。

ガク~~~。

岩ガキ3個。

そのうち1個は500円の特大サイズだ。

ダンナは食べないので、特大1を含む3個をふたりで分ける事になってしまった。

どう分けたかは、恐らくご想像の通りである。

「何か観よう~~~EE:AE471あ、そうだ、『夜にも奇妙な物語』、録ってあったよね!見よう見ようEE:AE5C4

そりゃ人間、機嫌が悪いよりはいいに決まっているが、その勢いに流されてドラマ鑑賞になってしまった。

夫婦の語らいはどこへ。

岩ガキ1はどこへ。

しかしこれを辛抱して見れば、解放される。

そうすれば狩りに出れるのだ。

ダンナは私だけのダンナではない。

ぶー子の父親でもあるのだ。

半分こだ。

前半はぶー子の希望・ドラマ鑑賞、後半は妻とモンスター狩りだ。語らいより優先。

・・・・・・寝ていた。

そりゃそうだ、ドラマなんか観れば口が塞がる。

黙って酒なんか飲んでれば、寝るに決まってるじゃないか。

だからいつも、DVDを観る時は飲まないようにしているのだ。

録画してあったドラマが終わった気配がした。

それを止めると、「爆笑レッドカーペット」がテレビで流れ出した。

「あ!!しまった、レッドカーペット!!」ふたりが声を揃えて言う。

ああ、はいはい、延長ねEE:AE4E5

それが終わると、続けて映画を観ようという声がした。

私の方は少しばかり寝て眠気も飛んだが、映画なんか観たらまた寝てしまう。

モンスターだって狩りたいし、じゃあこの間にブログの更新を済ませてしまおう・・・とパソコンに向かった。

そして次にダンナを見た時には、もう彼は寝ていた。

・・・終わったEE:AEB64

語らいと岩ガキ1個とモンスター狩りが、一気コールをかわせるようになり泥酔を免れたぶー子により、なくなってしまったのである。

仕方がないのでひとりで飲み、ブログの更新を済ませると、ネットサーフィンである。

いつもの夜と何ら変わりはない。

私は少々ふて腐っていた。

しかし、仕方がない事も分かっている。

夜勤が終わればいいのだ。

そしてその日は近い。

12時が近くなると眠くなり、ちょっと早いが寝る事にした。

寝る事にしたら、ダンナが起きてきた。

「じゃ、狩りますかEE:AEAC5

ええっ!?続きがあったの!?

まさかそうなるとは思わなかったので、ペース配分を間違えた。

私はネットサーフィンに全力出し切ってしまったのだ。

結局昨日は、睡魔のバトンを回しあって終わったと言う事だ。

週末までまた5日待たなくてはならないが、その前にダンナの夜勤が終わるはずである。

そうすると2日間休日がもらえるはずだから、週末を待たずしてリベンジを果たす事ができるとは思う。

思うが、私には平日なのである。

あぁまた今週も、家事の時間はないのだろうか。