人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

果報は寝て待て

いい加減寝ようと思いリビングを出たら、夜が明けていた・・・。

4時半である。

週の終わりの金曜日、残業続きだったダンナは飲み始めるとすぐに寝てしまった。

一方私は睡眠時間は常にバッチリ取れていたので、元気である。

すっ飛ぶようにゲームのコントローラーを握る。

途中で娘ぶー子がバイトから帰ってきて中断したりしたのもあり、ケリをつけたらもう3時半になっていた。

それ程眠くもなかったので、パソコンの電源を入れてしまった。

オンラインゲームの方がちょっと気になったのだ。

3時半。

なんと、上司アンガの名前が出ていた。

まさかと思って「お~い」と送ると「寝てた」と返事が返って来た。

返事が返って来たということは、起きたという事である。

「ちょっと行きますか」と、軽く1クエストの気持ちで始めたのが、結局持ち時間一杯使い切って50分。

夜が明けたのだった。

しかし、「ぽ子もまだまだやるのぅ。」とちょっと満足でもあった。

ゲームで朝。ウィズ酒。

喉が痛い。

ショッキングピンクの怪しげなアイマスクを装着して就寝。

起きたら11時だったが、ダンナは「あれ?早いね。」と言った。

私の朝はもう、そんなに遅いという認識か。

娘ぶー子が珍しく家にいたので、つけ麺を食べに連れて行く事になった。

ダンナのギターレッスンが終ったらすぐに出れるようにとの事だったが、私はちゃんと準備をした。

すぐ出れるようになっていた。

しかし、ちょっとのつもりで手をつけたゲームのキリが悪い。

RPGゲームというのは、自分が終った記録をセーブして残しておかないと、前回のセーブの時点まで次回は戻されてしまうのだ。

その時私はボス戦であった。

道に迷いながら偶然やっとここまで来たのだ。

これをまたやり直すなんて御免である。

しかし、店は3時まで(後で分かったのだが、閉店時間は変更されていてもっと長くなっていたようだ)、すぐにでも出ないと間に合わない時間である。

ダンナは私を置いてサッサと車に乗り込み、ぶー子は「そんなものいいから早く!」と煽る。

焦るが目の前の画面ではボス戦が繰り広げられている。私の手で。

集中力を欠いたためちょっと手こずったが、結局キッチリ倒してセーブしてから車に乗った。

ダンナの苛立ちが伝わってくるようである。

こんな時に限って前を走るのはトロい車ばかりである。

何とか間に合ったが、結局3時を過ぎても客が普通に入って来るのを見て、もっと慎重にボス戦できたなと悔やむ。

30分の行列の末、つけ麺をやっと食べると、auショップだ。

ぶー子の携帯を買い換えるためだが、私の出番はない。

お腹はつけ麺ではちきれそうだ。

車で寝て待つ。果報は寝て待て。

果報ってなんだ??

続いてファッションセンターしまむら。

完全にぶー子へのサービスデーである。

ここでも970円のオーバーオールとスパッツを選んだら時間を持て余し、車で寝て待つ。果報も寝て待て。

果報??

シメのつまみ買い出しにはもう7時半である。

つけ麺食べただけで終ってしまった。

昨日早寝したダンナは今朝も早く起きたようだが、そうなると今夜も早く眠くなるはずである。

昨日と同じような夜になる予感である。