人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

やればできるじゃん

昨日は調子が悪かったから、本当にあの後すぐに寝た。

スッキリパッチリ目が覚めたのは、朝の6時。

いや~、飲まないで早く寝るだけでこんなに気持ち良く目が覚めるとは。

正確に言えばビール一杯ワイン2杯飲んでいるが、いつもの量に比べれば飲んだうちに入るまい。

これはゲームをやるチャンスだ。起きよう。

しかし部屋が寒い。

ヒーターをつけてウトウトしていたら7時になってしまった。

まだまだっ。コントローラーを狙う輩はぐっすり眠っている。

着替えて寝室を出ると、階下で猫達が鳴いている。

いつもの朝ご飯の時間はもう過ぎている。その催促だ。

ええい、鳴くでない、ダンナが起きてしまう。

スタタタとリビングに下り、猫にご飯を出す。3匹分だ。

この中のラはほんっとうに食い意地が張っていて、てめえの前に皿がでるまでずっと鳴きわめく。

明日倍鳴いていいから、今日だけは静かにして・・・。

無事猫エサをクリアすると、皿を洗う。

とにかくやらなきゃならないことを片付けちゃってから、ゲームにとりかかりたい。

堂々とやりたいのだ。誇らしげに。気高く。美しく。華麗に。

皿を洗ってしまうとパソコンに向かう。

いつもこれがいけないのだ。

なぜここですぐに目的に向かわないのだろう。

私も悪いがパソコンも魔物だ。素人が手を出すとあっという間に人生メチャクチャだ(笑)

こいつのせいでどれだけ時間を無駄にしてきたか。

何着の洗濯物が洗えなかったか。

何枚の皿が洗えなかったか。

何回掃除機がかけられなかったか。

寝る時間は変わらないが。

そういう訳で用もないのにパソコンを立ち上げてしまい、ダラダラと過ごしてしまう。

ところが娘ぶー子が8時半に起きてきたので驚いた。

休みの日はいつも昼まで寝ているのだ。

服もすっかり着替えてある。

「い、一体どうして・・・。」私は大変うろたえた。

私の描いた理想的な今日の1日に、こんな筋書きはない。

「遊びに行くって言ったじゃん。」・・・言った言った、昨日言ってた、そうだった。

て事は朝ご飯か。出先で食べてくれないか。しらばっくれてよう。

そこで、ぶー子の声がでかいのでダンナが起きてしまった。

理想的な1日が・・・。

しかしダンナが早く起きてくれたので、朝ご飯を作らずに済んだ。

なぜかダンナ、バナナジュース男なのだ。

「ぶー子はまだ時間あるのかな?」と言いながらジューサーを出し、バナナをポンポン放り込んでいった。ダンナの小遣いの自腹だ。

タップリのバナジューを飲んだのでもう充分だろう。

作る気ないが、一応挨拶程度に「朝ご飯どうする?」とぶー子に聞いてみる。

案の定「いらない。」と言ったので、理想的な1日の修正ができてきたような気がする。

ゲームはできなかったが、時間はたくさんある。

今日を有意義に過ごしたいから、何をしたいか考えておこうとダンナと言っていた。

「何か思いついた?」と聞くと「う~ん・・・。どこか散歩でもいくか・・・。」と曖昧な答え。

私はちゃんと考えたんだぞ。

・近くのラーメン屋に歩いて行く。

・遠くのラーメン屋に電車でに行く。

ちゃんと散歩の要素も取り入れられている。

他に案がないので、電車でラーメン屋に行く事になった。

バスで久米川に出て、西武線で高田馬場に行く。

5分ほど歩いてラーメンを食べ、西武線で久米川に行き、バスで家に戻る。

あっと言う間であった。まだ時間はたっぷり残っている。

しかし。

やはり眠くなるのだ。

10で眠るとしたら、だいたい私は6ぐらいで起きることを諦める。

今日は4あたりでグッとこらえ、エルの散歩を提案した。

散歩と言っても車でちょっと買い物に出るのに連れていくだけだ。

車に慣れさせておきたいのだ。

これまでちょくちょく病院に通っていたので、まだ怖がることはない。

この状態をキープしておきたいのだ。

そしてその先に、エルを連れてどこかに泊りに出る事を目論んでいる。

「ペットと泊まる宿」の検索も、私のパソコンライフに華を添えている。

5分ほど家の周りを抱いて歩き、ウォーミングアップ。

その後車に乗り、スーパーワカツキまで。

キャリーバッグに入れて行くが、しばらくするとそれを抱えてたダンナが「なんか暴れ出したから、俺、先に出てるよ。」と店を出た。

赤ちゃんを抱いたお父さんが「ぐずり出したから、俺、先に出てるよ。」状態だ。

感無量。マイベイベー、エル・サンタイザベル。

家に戻ったらソファで寝てしまった。

首がグラグラするのでダンナの肩に頭を乗せた。

一方、やはり首がグラグラするダンナは私の頭に寄りかかった。

一見仲の良さそうなポーズだが、実はこれはダンナにだけ負担のかかるカカァ殿下のポーズである。

途中、ダンナが寝づらそうにしている気配が何度かあったが、譲らなかった。

しかしそのうち私も同じポーズに疲れ、頭をそのままズズズを下げて上半身だけソファで横になるようなポーズになった。

ダンナは私の頭に押し出され、ソファの際で落ちないように細くなって寝ている。

起きてみるとソファに、右からラとミ、私、ダンナ、ソファの横にピッタリつけておいたキャリーバッグの中でエル、と見事に1列になってみんな寝ていた。

さて。

今日は早く飲み始めようと思ったが、乾杯は7時だ。

SASUKEを観たらダンナは音楽室に、ぶー子は風呂に消えてしまった。

ガキ使罰ゲームの続きを観ようと思ってたんだけど、こりゃゲームのチャンスだ。

それ急げっ!