人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

ディナー

飲まないで寝たらなかなか眠れなかった・・・。

(くどい注:ですからビールは酒ではありません。)

激ネムで布団に入りすぐにウトウトするんだけど、そのうち「ハッ!!」と目が覚める。

「くっそー、また目が覚めちまった。酒め。」と筋違いにキレ、ここからまたしばらく眠れない。

「でもこれ、ブログのネタになるな。」と毎度思うのだが、朝起きて考えてみると全然ネタになんかならない事に気付く。

全然ネタにならない繰り返しをしてやっとネタになった今日であった。

「ぽ子・・・この間貸した靴ベラどこ・・・?」

目覚ましが鳴る前にダンナに起こされた。

今日は出張で朝早いから、ご飯は食べないと言っていたのだ。

だから私も遠慮なく目覚ましをぶー子の朝に合わせていたのだが。

目覚めと同時に靴ベラのありかを思い出さねばならなかった。

起きた瞬間にクイズを出されたところを想像して頂きたい。

答えはなかなか出ないし、その後再び眠りに入ることもなかなか出来なくなる。

この時起きてしまえば良かったのだろうが、結局またウトウトしたところで目覚ましが鳴ることになる。

「靴ベラめ。」何がベラだ、ダセーな。悪いのは借りっぱなしの私なのだが、もう昨日から寝た気がしない。なんかムカつくんだよ。

娘ぶー子に朝ご飯と弁当だ。

「・・・。」

炊飯器を開けたらご飯はちょっとしか入ってなかった。

これでは朝&弁当分にはならない。

仕方なく残ったご飯を出すと、2合といで快速で炊いた。

私の嫌いな家事3はこの「米とぎ」と「洗濯もの取り込み」と「洗った皿しまい」である。

米と洗濯物は極力ぶー子に押しつけているが、朝になって飯不足に気付くなんて迂闊だった。

ご飯が炊けるまでまだ時間がかかるから、弁当のおかずだけ先に詰めてしまおう。

冷凍庫を開けると、凍ったパンが見えた。

ファ~ック!!

朝ご飯、これにすれば良かった!!

そうしたらご飯炊かなくて済んだのに。

そうしたら魚焼かなくて済んだのに。

そうしたら焼いた魚を猫に食べられずに済んだのに。(1時間後である。)

ご飯が炊けて弁当が出来たらソファに座る。寝るぞ。

それにしても今朝は寒かったですね。

座って目を閉じたが、ひんやりするから上着を羽織った。

再びソファで目を閉じる。

・・・寒い。

・・・眠い。

エルが隣にピッタリくっついて丸くなる。

・・・眠い。

・・・エルでちょっと温まった。

・・・眠い。

・・・・・・寒い(泣)

2階に毛布を取りに行く。

エルが寝ているのだ。早く戻らねば。エルも起きてしまう。

ダッシュで階段を登る。私は眠いのだが(泣)

毛布をかけるとやっと気持ちよく温まってきた。

目を覚ましかけたエルも隣でまた安心して目を閉じた。

・・・ぶー子の弁当包みの上で。

どうするかな、ぶー子。

かわいいエルちゃんを起こせるかな?

「あーー!!エル!!」どうやら弁当包む段階に入ったか。

どうするかと思ったらぶー子は、新春かくし芸大会のテーブルクロス引きのように、エルの下になった弁当包みを乱暴に引き抜いた。

グッスリ寝ていたエルはひっくり返った。

私はもっと感動的な展開を期待してわざとこの状態で黙っていたのだが。

ぶー子はゲラゲラ笑って出かけて行った。

今日はダンナが出張で早く帰ってくるから、晩ご飯は外で食べようと言ってくれた。

その分夕食の下ごしらえの時間が浮いたが、買っちゃった食材どうなるか?

実験です。

ひき肉は何日、賞味期限が切れても食べれるでしょうか?

チンゲン菜は何色になったらもうダメですか?

小学生よ、集まっておいで。

腹痛と食中毒の違いはどんな感じですか?

どんな感じだろうね、ヒッヒッヒ、まぁまず食べてごらん。

私が仕事から帰るとダンナはもう帰っていた。

「じゃあどこに行こうか?」

ラーメン?

でもぶー子がどうかな。

カレーは?

あの店なら行列だよ。

じゃあ他にない?

寿司。

う~ん。

ぶー子、来ないって。

じゃあラーメンね。

あの店、やってるかな?

しょっちゅう休んでるもんね。

電話しよう。

出ないね。

でももうちょっと経ったら来るかもよ。

それまで補欠考えよう。

どこ?

電話、出ないよ。

う~ん、どうしよう?

結局せっかくダンナは早く帰って来たのに、決まるまで2時間もかかってしまった。

挙句近所のラーメンだ。

もう眠いぜよ。

グー。