まだ火曜日だというのに早速やっちまった。
昨日はダンナが休みだったから早めの晩ご飯、つまり早めの晩酌となり、おのずと酒の量も増えてしまったわけだ。
酒の量が増えればそれだけ酔いも回る。
酔いが回れば理性もなくなる。
もう次の日なんかどうなってもいい。
金曜日から浴びるように飲み続けているが、知ったこっちゃない。
ヨ~ロレイヒ~♪
ビールを飲んだ。サワーも飲んだ。ワインが空いた。カルアミルクで休み、焼酎のお湯割りでシメた。2時半。
当然だが、起きてみるとひどい二日酔いであった。
サバを焼いて出した。ご飯と納豆。以上。戦争中の食卓のようだ。しかし朝食を考える能力がない。
早くベッドに逃げたいが、娘ぶー子の弁当が・・・ん?
5つある弁当箱が全てない。つまり5つある弁当箱は全て洗わずにぶー子のもとにあるという事だ。
カエルの子はカエル、人間のクズ!の子は人間のクズ!だ、でかしたぞ。
弁当箱がないから作れません。ではおやすみなさい。
まずはソファで横になったが、胃がムカムカして眠れやしない。
胃袋の中でムカデが増殖して這い回っているようだ。
おげぇ・・・。早くベッドに行きたい。早く出かけてくれ、エブリバディ。
ウトウトしているうちにやっとダンナもぶー子も出かけ、ベッドに潜り込む。
目覚ましを9時半にセット、眠る。
9時半に目覚ましが鳴ると10時にセットし直し、10時に鳴ると10時半にセット、結局布団から出たのは11時半であった。完全に午前中を無駄にしてしまった。
お腹が空いてラーメンが食べたくなったが、カップ麺は「緑のたぬき」だけだった。
そ、ソバ。二日酔いにソバWithかき揚げ・・・。
しかし何かを作る気力も能力もないからそれを食べる。不覚にもちょっと「おいしい」と思ってしまったのが悲しい。
食べ終わったら携帯の目覚ましを12時15分にセットしてソファで目を閉じる。
たったの10分だ。眠いんだよぅ、かったるいんだよぅ。
時間ギリギリで観念して仕事に行く。
「ぽ子さん、また凄かったんだって~!?」
・・・はぁ、これもセットで受け入れなくてはならない「飲み会」の運命。
私の全ての醜態を全ての人が吐き出すまで続くのだ。
休み挟んだけど、3日も前の話じゃないか。
私はその後2日で2回飲んでるんだぞ。そこで止まるな。
家に帰ると猛烈に眠くなった。
しかし流しは昨日の夜の分+朝の分が山積み、テーブルには汚れたホットプレート、床も散らかり猫のトイレも汚れている。
午前中サボるというのはこういう事だ。
晩ご飯はラーメンだから簡単だが、片付け・・・イヤだ・・・眠い・・・ちょっとだけ・・・。
ベッドに向かう。
気持ち良く風が入ってきて良く眠れそうだったが、しばらくするとエルが、おもちゃにしているリボンをくわえてベッドに上がってきた。
そして私の真横で無抵抗なリボンにタックルを始めた。
勢いでぶつかって来る、引っかかれる。目が覚めてしまう~!!
すると今度は窓の外から、聞き覚えのある不愉快な音が聞こえてきた。
ピッピッピッ。
携帯のアラーム音だ。なんで外から・・・。
娘ぶー子の携帯だった。私と同じものだから音も同じなのだ。
ぶー子は下の部屋のソファで窓を開けて、やはり寝ていた。
カエルの子はカエル、人間のクズ!の子は人間のクズ!である。
私はここで観念して起きたが、彼女はその後も何度もアラームを鳴らしては止めていた。いやに親しみのある風景だ。
駅に着いた、とダンナからメールが来たから、エルを連れてちょっと先まで出迎えに行った。
「エルぅ~、エルぅ~♪」とダンナは大喜びだ。
エルの「ル」の音はもう「リュ」に近く、いかにエルを溺愛しているかが伺える呼びっぷりだろう。
今日はもう飲めない。
ラーメン食べてゲームやって寝る。