人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

海の幸、最高だね!!

6時半にバッチリ目が覚めたが、昨日の夜も遅かった事を思い出してまた目を閉じてしまった。

ゴネたところで10分伸びただけだ。その間3回、3分おきにアラームが鳴った。

無駄寝だ。とっとと起きれば良かった。

昨日は2時間遅く仕事から帰って来たから、全て2時間遅れだ。

ゲームを諦めたが1時前になってしまった。

あまり眠くないが寝室に向かう。

加湿器の水がなくなってたから、タンクを持ってまた下の部屋に戻る。

ところがさっきまでいたはずのダンナがいない。

私がいなくなった途端にどこへ・・・?

加湿器のタンクを持ったままズンズン部屋の奥に入って行くと、風呂の脱衣室が開いていて、そこにダンナはいた。

「あれ?」と言って振り向いたダンナも加湿器のタンクを持っていて、ふたりで爆笑してしまった。

じゃあね、と言って別れた友達とそのあとすぐにレンタルビデオのエッチなコーナーでまたばったり会ってしまったら、こんな気持ちになるかもしれない。

部屋に戻っても眠くないので本を読んだ。そんな訳で遅寝だったのだ。

朝ご飯は、ご飯に昨日作ったポトフをかけた。

娘ぶー子の弁当は、昨日半額で買ったミニ弁当をそのまま移した。以上。

ぶー子が起きて来たら、ソファで目を閉じる。昨日と全く同じ展開だ。

もうどうせ寝ちゃうんだから、早く寝ちゃった方がいい。

ぽ子よ、よくそこに気付いた。寝るが良い。

9時過ぎに目が覚めた。

ダラダラを洗濯物を洗濯機から出し、ノロノロと2階に上がり、

頼まれもしないのにエルをキャリーバッグに入れ、今日も一緒にベランダに出る。

今日はそれ程量はないが、昨日取り込んだ分が凄い。

5日分干したのだから、5日分たたまなくてはならない。

そのあと化粧をしたらもう10時だ。・・・と時間がかかったのは化粧のせいじゃない事を今日も説明させてもらった。

今日もアイロンがけが残っていた。

あいた時間でできたのは、ゴミ捨てと皿洗いだけだった。

ゴミも皿もためすぎだ。

仕事に行き、機械に向かうと「ぽ子さん。」と呼ばれた。

アンガと山口くんが立っていて、「これ、僕たちからです。」とカワイイ包みを差し出した。

あ、そうか、今日はホワイトデーだったか。

バレンタインには一応私もあげたが、それは前日ぶー子が大量に作った味のしないクッキーだ。

全然元手がかかっていないのに、何だか申し訳ない。

昼休みにコンビニあたりで「どうするよ~。」「しょうがねぇよ~。」とイヤイヤ買ったのかもしれないが、ぽ子は嬉しいよ(泣)

「それ、アタシがもらうべきじゃね?」

家に帰って包みを見せるとぶー子はそう言った。

そうかもしれないが、ぶー子は作っただけで、私が彼らにあげたから彼らの手にクッキーが渡ったのだ。

彼らはクッキーを貰った事に対して、この包み(チョコであった)をくれたのだ。

そうでなければ、市販のチョコをもらった人は、

明治だとか、果てはゴディバ宛てにチョコを届けなくてはならないじゃないか。

アンタは作っただけ(笑) どんなに大変だったかなど知ったこっちゃない。

・・・と、いじめてから、半分に分けることにした。

しかしほとんどぶー子が食べることは目に見えている。

これまでの実績がモノを言う。

さて、我が家でたった一人の男、ダンナはどうするだろう?

彼はこの間の土曜日、「ホワイトデーのプレゼントとして。」と言って、食い放題に連れて行ってくれたのだ。

つまりもう、もらうべきものはもらってあるのだ。

「アタシも気になってたんだよね~。いやー、何かしてくれるよ。コンビニでちっちゃいアメとかさ。」

ぶー子はそう言った。

私もほぼ同じ意見だ。

「めんどくさい」とは言うが、几帳面なのだ。

「ただいま~。」と言って帰ってきた彼は、すぐにカバンの中をゴソゴソとまさぐり、

「ハイ、ちょっとだけど。」と言ってぶー子に好物の杏仁豆腐を出した。

「やった~!!」とぶー子は喜んでいる。

ダンナはまたカバンに手を突っ込む。何だろう?私にだよね?

「ハイ、ぽ子に。」

と言って取り出したのは、「海鮮スティック」とデカく書いてある、大きなかにかまぼこだ。

海鮮スティック・・・。確かに好きだけど・・・。

ぶー子は「海鮮スティック・・・!!」と笑いながら写メを撮っている。きっとネタにするのだろう。哀れな私・・・。

昔はリボンのついた包みを持って帰ってきた。

シャレたワインの年もあった。

カードや手紙がついてた頃もあった。

文句はねぇよ、これが私への評価なんだろうから(泣)

「エル、あとでお母さんからいいものもらえるかもよ。」ダンナがエルに囁いている。

ハイハイ、エルの分も込みね・・・。

かなりへこんだ夜であった。