昨日こそは早く寝ようと思い早目に飲み始めたが、飲んだ時間が長くなっただけだった。
しこたま飲んで、いつもと同じように就寝。
この頃胃の調子が良くなかったが、これでまた悪くしてしまったようだ。
二日酔いもあるような気がしないでもないが、とにかく気持ち悪くて昼まで寝ていた。
あぁ休みたい・・・。
しかし私が休むと誰に迷惑がかかるかリアルにわかる。
ダメだ、ぽ子頑張れ、今日は飲まなくてもいいから。
おかゆを作って食べた。みじめだ。
おかゆというものは誰かに作ってもらってこそ、おかゆなのだ。
「これ食べて休んでね。」という作り手の真心が、病んだ体に効くのだ。
「これ食べて仕事に行けよ、ぽ子。」という自分から自分へのメッセージが辛い。
味しないし、ちょっと焦げていた。
・・・悲しい。
仕事は何げに忙しそうであった。
「気持ち悪い」「帰りたい」と何度も頭の中でリフレインしながら作業していたが、これではますます気が滅入るので、桜の下で宴会をしているところを思い浮かべた。
いいぞいいぞ。弁当がうまそうなところがいかにも空想っぽい。
はぁ、花見までに体調治しておかないと。
30分の残業で帰ることができた。
ロッカールームで着てきたトレーナーに着替えると、なんとゴミ臭い。うへえ。
家を出る前に生ゴミ捨てたからか?
サッサと上着で臭いごと包み込み、家に向かう。
玄関のドアを開けると・・・これだ、この臭い。ゴミ臭いのだ。
何だってこんなに臭うのだ?ゴミは捨てたのだ。
「ぶー子、この部屋臭くない?」
部屋にいた娘ぶー子に問うと「そう、まっじで!!超!!」といきなり興奮し出し、
「今日学校行ったら皆に『生ぐせえ』って言われてさー、マジなに?臭いよ。」と続けた。
やはりそうか。
しかしぶー子の服まで臭わせるとはかなり強烈な臭い元だ。
臭い元。・・・それはどこだ?
全く心当たりはない。逆か、ありすぎて絞れない。
でも流しにしても、ゴミ箱にしても、そこまでしつこく臭うものか。
「これは早急に何とかしないと的な状況ですよ。」とぶー子が言った。
早退部門・クラスで1位をとったあなたにそのように指摘されるとは、ちょっとわたくしのプライドも傷つきますが、
確かに何とかしないと明日もゴミ香水だ。
かと言って原因がわからない。
仕方ない、そのうち乾燥して臭わなくなるだろう。
納豆だって臭くても人気者じゃないか。
ぽ子の本当の人気が試される時だ。
ゴミ臭問題にケリがつくと、ついてないが、眠くなってソファで寝てしまった。
途中でエルが首の上をもの凄い勢いで駆け抜けていったが、また寝てしまった。
あぁもう今日は飲まないでサッサと寝よう。
では予定では明日は早起きします。