人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子56歳。

体調不良

昨日こそは早く寝ようと思い早目に飲み始めたが、飲んだ時間が長くなっただけだった。

しこたま飲んで、いつもと同じように就寝。

この頃胃の調子が良くなかったが、これでまた悪くしてしまったようだ。

二日酔いもあるような気がしないでもないが、とにかく気持ち悪くて昼まで寝ていた。

あぁ休みたい・・・。

しかし私が休むと誰に迷惑がかかるかリアルにわかる。

ダメだ、ぽ子頑張れ、今日は飲まなくてもいいから。

おかゆを作って食べた。みじめだ。

おかゆというものは誰かに作ってもらってこそ、おかゆなのだ。

「これ食べて休んでね。」という作り手の真心が、病んだ体に効くのだ。

「これ食べて仕事に行けよ、ぽ子。」という自分から自分へのメッセージが辛い。

味しないし、ちょっと焦げていた。

・・・悲しい。

仕事は何げに忙しそうであった。

「気持ち悪い」「帰りたい」と何度も頭の中でリフレインしながら作業していたが、これではますます気が滅入るので、桜の下で宴会をしているところを思い浮かべた。

いいぞいいぞ。弁当がうまそうなところがいかにも空想っぽい。

はぁ、花見までに体調治しておかないと。

30分の残業で帰ることができた。

ロッカールームで着てきたトレーナーに着替えると、なんとゴミ臭い。うへえ。

家を出る前に生ゴミ捨てたからか?

サッサと上着で臭いごと包み込み、家に向かう。

玄関のドアを開けると・・・これだ、この臭い。ゴミ臭いのだ。

何だってこんなに臭うのだ?ゴミは捨てたのだ。

「ぶー子、この部屋臭くない?」

部屋にいた娘ぶー子に問うと「そう、まっじで!!超!!」といきなり興奮し出し、

「今日学校行ったら皆に『生ぐせえ』って言われてさー、マジなに?臭いよ。」と続けた。

やはりそうか。

しかしぶー子の服まで臭わせるとはかなり強烈な臭い元だ。

臭い元。・・・それはどこだ?

全く心当たりはない。逆か、ありすぎて絞れない。

でも流しにしても、ゴミ箱にしても、そこまでしつこく臭うものか。

「これは早急に何とかしないと的な状況ですよ。」とぶー子が言った。

早退部門・クラスで1位をとったあなたにそのように指摘されるとは、ちょっとわたくしのプライドも傷つきますが、

確かに何とかしないと明日もゴミ香水だ。

かと言って原因がわからない。

仕方ない、そのうち乾燥して臭わなくなるだろう。

納豆だって臭くても人気者じゃないか。

ぽ子の本当の人気が試される時だ。

ゴミ臭問題にケリがつくと、ついてないが、眠くなってソファで寝てしまった。

途中でエルが首の上をもの凄い勢いで駆け抜けていったが、また寝てしまった。

あぁもう今日は飲まないでサッサと寝よう。

では予定では明日は早起きします。