目黒に用事があったので、このチャンスを殺すなんて事はしない。
ラーメンだ、ラーメン。
滅多に来れない場所は、ラーメン込みである。
最初はちょっと足をのばして大崎まで行き、かの有名店六厘舎に向かったのだが、これまで見たこともない程の大行列で、1時間待ちはカタいと判断。
次の予定があるので諦めて後にしたのだった。
で、目黒でもいくつかピックアップしてあったのだが、づゅる麺池田がスープ切れで、途方に暮れてしまった。
ここ目黒はラーメン激戦区だったらしく、入ってみたい店が軒を連ねているのだ。
「権之介」、「黒」、「野方ホープ」、「藤平」、最終的にこのあたりで迷っていた。
決め手なんかない。
ラチが開かないから、事前の情報が少なかった店と、すでに食べた事のある店を消して、残った店がこの「黒」である。
つまり、事前に情報はあったのだが、「家系」、「強烈」などと、好みを外れることはなさそうだが、まぁ家系のジャンルに収まっているのだから、味は想像出来てしまうのが残念だ。
「いらっしゃいませー!!」
凄く活気のある接客である。
この声が飛ぶと相方との会話も困難なほどだが、好感が持てる。
「ラーメン」を麺硬めで。
ライスはサービスで、大、中、小と選べる。
そして家系の特徴とも言える「麺の硬さ」「味の濃さ」「油の量」のカスタマイズも、もちろんできる。
見た目に、まず色とりどりできれいである。
ほうれん草もたっぷり乗っているし、お約束ののりもピンと立っている。
スープを飲んでみるが、・・・おぉ・・・。
確かにインパクトのある強いスープだ。
しかし、味、濃すぎではないか??
これが「強い」と言われる由縁であったらそれはどうかと思うが、なかなかしっかりしたスープだとは思う。
コッテリと重く、インパクトがある。
それを支える麺だが、硬めの割には普通の印象だった。
決して悪くはないが、あえて「硬め」と言うほどの硬さではない。
トッピングについては文句なし!
ほうれん草にのりはたっぷり乗っているし(麺とスープとの相性が絶妙)、チャーシューが(泣)、柔らかくて優しい味付けでとてもおいしかった。
卓上アイテムも豊富。
すったしょうがなど珍しい部類に入るかもしれないが、こってりと濃いスープに爽やかなアクセントとなり、ニンニクはもちろんさらに味を力強くし、ゴマが新しい風を入れ、こしょうはピッと味を締める。
家系は、卓上アイテムでさらに味が広がる良さがあるその最たるスープのように思えるほどだ。
ついでに書いておくと、卓上には漬け物もあり、ご飯はそれだけでも食べれるようになっている。
至れりつくせり、そんな感想を持った店であった。
ぽ子評価です。5段階で、
スープ:濃すぎだけがイタイ。「4」。
麺:もっと硬ければ良かった。「3」。
具:ボリュームGOOD。卓上アイテムもイイ。「4」。
総評:良かった。「4」。
「ラーメン」 麺硬め