人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子56歳。

SAY-CO@小平

ネットで検索していたら見つけたのだ。

ん??こんなお店、聞いたことがないな。

どうやら最近、中華のお店からラーメン店になったらしい。

そんな訳で、情報がとても少ない。

それでも見つけた情報の中の写真は、結構おいしそうだ。

近いし、行ってみるか!!と盛り上がる。

確かにお店は中華屋のヴィジュアルである。

少々の不安を感じながら中に入ると、そこにお客はおばあさんがひとり。ちょうど帰るところだった。

店内も古い定食屋のそれである。

しかし、「いらっしゃいませ!!」「こちらにどうぞ。」

座敷の方に上がったが、脱いだ靴をすぐに揃えに来てくれる。

親子と思しき二人、接客にお母様、カウンター中に若い店主様。

とてもアットホームな迎えっぷりだ。

「らぁー麺」を麺硬めで。

正直、中華屋あがりのラーメン、ハズれても仕方がないぐらいの気持ちで挑んだが、これは中華屋や定食屋のラーメンではない。

れっきとした主張のあるラーメンであった。

スープはコクがあり、クリーミーでまろやかな味。豚骨とのWっぽい味だが、結構魚介の風味が強い。

かなり濃厚だ。

のりの上に魚粉がこんもりと盛られているが、これを混ぜるまでもなく、魚介の風味は強い。

麺は、ツルツルとして滑らかな平打ち麺。

ゴワゴワ感のない繊細な感じのものだが、モチッとしたコシも充分ある。

これが濃厚なスープに良く合っている。

残念なのは、お楽しみのチャーシューが、バラ肉のスライスを茹でただけっぽいそっけないモノだった事。

バラの脂が強い割りにそれを抑えるような味付けがないので、スープの濃厚さとの相乗効果もありクドかった。

そのほかのり、メンマ、ネギなどは、少量ながらもいいアクセントになっていたが。

もう体のことを考えてこれからはスープを残すようにしようと思ったのに、ついつい飲んでしまった。

う~ん、単体で飲むと、ちょっと魚介のエグみがあるけど、おいしかった。

話を聞くと、もともとは現店主のお父様が中華屋をやっていたのだが、倒れてしまい、息子である現店主に継いだという事らしい。

「お口に合いましたか?」

と心配そうに聞くお母様に、「おいしかったです。」と言うと、「良かった・・・。」とパァッと表情が明るくなった。

店主様も「ありがとうございます。」とカウンターから謙虚な笑顔を向ける。

頑張って欲しいなぁー。

ちょっと場所が住宅地の奥まった所にあり、目立たないのがもったいない。

でもぽ子は応援する!!

確かにまだまだ見直せそうな部分はあるが(例えば替え玉が250円だったり)、これからお客さんが増えていけば、おのずとそれも浮き彫りになっていくだろう。

良いほうに変わっていく事を期待したい。

ぽ子評価です。う~、評価しづらいなぁ・・・。ちょっと甘くなるかも(笑)

麺:硬めにして、ぽ子的にはちょうど良かった。「4」。

スープ:コクと奥行きがあり、濃厚なスープ。

   エグ味が抜ければもっと良くなりそう。「4」。

具:もっと工夫できそう。「3」。

総評:スープと麺のハーモニーがよかった。「4」。

オマケ:ランチのねぎぶた飯(250円→150円)は絶品!!

「らぁー麺」麺硬め

これ、もらいました。ブレてます。スミマセン。