ネットで検索していたら見つけたのだ。
ん??こんなお店、聞いたことがないな。
どうやら最近、中華のお店からラーメン店になったらしい。
そんな訳で、情報がとても少ない。
それでも見つけた情報の中の写真は、結構おいしそうだ。
近いし、行ってみるか!!と盛り上がる。
確かにお店は中華屋のヴィジュアルである。
少々の不安を感じながら中に入ると、そこにお客はおばあさんがひとり。ちょうど帰るところだった。
店内も古い定食屋のそれである。
しかし、「いらっしゃいませ!!」「こちらにどうぞ。」
座敷の方に上がったが、脱いだ靴をすぐに揃えに来てくれる。
親子と思しき二人、接客にお母様、カウンター中に若い店主様。
とてもアットホームな迎えっぷりだ。
「らぁー麺」を麺硬めで。
正直、中華屋あがりのラーメン、ハズれても仕方がないぐらいの気持ちで挑んだが、これは中華屋や定食屋のラーメンではない。
れっきとした主張のあるラーメンであった。
スープはコクがあり、クリーミーでまろやかな味。豚骨とのWっぽい味だが、結構魚介の風味が強い。
かなり濃厚だ。
のりの上に魚粉がこんもりと盛られているが、これを混ぜるまでもなく、魚介の風味は強い。
麺は、ツルツルとして滑らかな平打ち麺。
ゴワゴワ感のない繊細な感じのものだが、モチッとしたコシも充分ある。
これが濃厚なスープに良く合っている。
残念なのは、お楽しみのチャーシューが、バラ肉のスライスを茹でただけっぽいそっけないモノだった事。
バラの脂が強い割りにそれを抑えるような味付けがないので、スープの濃厚さとの相乗効果もありクドかった。
そのほかのり、メンマ、ネギなどは、少量ながらもいいアクセントになっていたが。
もう体のことを考えてこれからはスープを残すようにしようと思ったのに、ついつい飲んでしまった。
う~ん、単体で飲むと、ちょっと魚介のエグみがあるけど、おいしかった。
話を聞くと、もともとは現店主のお父様が中華屋をやっていたのだが、倒れてしまい、息子である現店主に継いだという事らしい。
「お口に合いましたか?」
と心配そうに聞くお母様に、「おいしかったです。」と言うと、「良かった・・・。」とパァッと表情が明るくなった。
店主様も「ありがとうございます。」とカウンターから謙虚な笑顔を向ける。
頑張って欲しいなぁー。
ちょっと場所が住宅地の奥まった所にあり、目立たないのがもったいない。
でもぽ子は応援する!!
確かにまだまだ見直せそうな部分はあるが(例えば替え玉が250円だったり)、これからお客さんが増えていけば、おのずとそれも浮き彫りになっていくだろう。
良いほうに変わっていく事を期待したい。
ぽ子評価です。う~、評価しづらいなぁ・・・。ちょっと甘くなるかも(笑)
麺:硬めにして、ぽ子的にはちょうど良かった。「4」。
スープ:コクと奥行きがあり、濃厚なスープ。
エグ味が抜ければもっと良くなりそう。「4」。
具:もっと工夫できそう。「3」。
総評:スープと麺のハーモニーがよかった。「4」。
オマケ:ランチのねぎぶた飯(250円→150円)は絶品!!
「らぁー麺」麺硬め
これ、もらいました。ブレてます。スミマセン。