人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子56歳。

仕事始め

・・・ダンナがね。

私は6日まで休み。怒涛の9連休とぉぉ!!

とは言っても、ダンナひとり働かせて1日寝てるのはさすがに気が引けるんで、ってつまり本音は寝てたいんだけど、しょうがない(泣)という気持ちで起きた。しかし寝坊。

人の機嫌の悪さというものは、隠そうとしても何となくにじみ出てしまうものだ。

ましてやもう18年も一緒にいるのだ。

私はダンナの目線やしぐさや言葉の端々に、隠そうとしても隠しきれない機嫌の悪さを感じ取った。

す、すんません、本年もいきなり寝坊で始まっちまって。

ダンナが出掛けると今度は娘ぶー子が起き出してきた。

休日のこの時間。何の前触れか。

「今日こそは。」と言って身支度を始めた。立川か。

カレシである。

休みに入って彼は3度ウチに遊びに来たが、3度とも彼が来た昼前には、まだぶー子は寝ていた。

彼が来て布団から出るのである。

彼は忙しいバイトの時間の合間に、わざわざ立川から1時間かけて自転車で来ているのだ。

そしてぶー子の寝ぼけ眼に迎えられ、きったない部屋に入るのだ。

その後、彼を待たせて風呂に入る。

もう親として、黙ってられぬ。

このままではフラれてしまう。

そこで私は昨日、ぶー子に説教をこいたのだ。

*せっかくわざわざ1時間もかけて来てるのに、アンタは寝ていて、

*しかもあんなに汚い部屋に入れて、

*それでも平気だと調子こいて、

*なんて酷い娘なの。

「あー、ハイハイ、わかってます、気をつけます~。」と面倒そうにぶー子は答えたのだが、そこへダンナが、

「今はまだ付き合い始めで向こうも我慢できるけどね、そのうちイヤになるからね。」

と、言ったのだ。

ここで私は密かに、説教する側からされる側に回った気がした。

こ、これは、ダンナの私に対する本音ではないか。

心当たり大アリだ。

ヤバい、今年は頑張らないと。

で、今朝ぶー子は早起きして立川に向かい、私は寝坊してただボーッと座っていただけだ。

今日はちゃんと家事をしなくてはっ!!

しかし、あっと言う間に眠くなった。

昨日なかなか眠れなかったのだ。

もう昼も夜もなく寝ているので、体内時計、単なるインテリアである。

そうだ、昨日は布団に入っても全然眠くならなかったから、テレビをつけたのだ。

NHKで南極の皇帝ペンギンの話をやっていた。

こいつはカワイイぜ、ペンギンちゃんよ。

私はポチたま感覚で観ていたが、これは南極に住むある皇帝ペンギンのコロニーが絶滅するまでのドキュメンタリーという重いものであった。

ぜ、絶滅・・・。

絶滅するまで番組は、皇帝ペンギンの1年を美しく説明していたのだ。

卵が生まれ、オスが体を張って飲まず食わずでヒナを育てる。

メスは数キロ先の海まで食料の調達だ。

苦労して夫婦でヒナを育てるのだ。

絶滅(泣)

見なきゃ良かった・・・。

こんな気持ちでは眠れないから、気を取り直して次の番組も続けてみた。

洋ドラマの「フルハウス」の再放送であった。

お~、昔良く観たなぁ。

この一番下の子供がぶー子と同じぐらいだった。

まぁ洋モノドラマの常で、吹き替えとバックに入る笑い声が白々しく、イマイチだったが、全部観てしまった。

時々、爆発的に面白いのだ。

ここがこの手のドラマの恐ろしさである。

確か10年ほど前にも同じ手口で、つい観てしまっていたのだった。

しかし、終われど終われど、次の回が始まる。

一体何回分やるんじゃ、ついに寝たぞ、ぽ子も。

そんなんで寝不足だ。

ポジション的には月曜だし、2度寝でリフレッシュだ。

それにしても、1日は長い。

まだ時間はある、まだタップリある、と思っているうちに、夕方になってしまった。

せっかく時間がたくさんあったのに、仕事に行ったのと同じような状態だ。

しかしやっとキムチ鍋にたどり着いた。

今夜もビールで乾杯だ。ふえ~~。