・・・ダンナがね。
私は6日まで休み。怒涛の9連休とぉぉ!!
とは言っても、ダンナひとり働かせて1日寝てるのはさすがに気が引けるんで、ってつまり本音は寝てたいんだけど、しょうがない(泣)という気持ちで起きた。しかし寝坊。
人の機嫌の悪さというものは、隠そうとしても何となくにじみ出てしまうものだ。
ましてやもう18年も一緒にいるのだ。
私はダンナの目線やしぐさや言葉の端々に、隠そうとしても隠しきれない機嫌の悪さを感じ取った。
す、すんません、本年もいきなり寝坊で始まっちまって。
ダンナが出掛けると今度は娘ぶー子が起き出してきた。
休日のこの時間。何の前触れか。
「今日こそは。」と言って身支度を始めた。立川か。
カレシである。
休みに入って彼は3度ウチに遊びに来たが、3度とも彼が来た昼前には、まだぶー子は寝ていた。
彼が来て布団から出るのである。
彼は忙しいバイトの時間の合間に、わざわざ立川から1時間かけて自転車で来ているのだ。
そしてぶー子の寝ぼけ眼に迎えられ、きったない部屋に入るのだ。
その後、彼を待たせて風呂に入る。
もう親として、黙ってられぬ。
このままではフラれてしまう。
そこで私は昨日、ぶー子に説教をこいたのだ。
*せっかくわざわざ1時間もかけて来てるのに、アンタは寝ていて、
*しかもあんなに汚い部屋に入れて、
*それでも平気だと調子こいて、
*なんて酷い娘なの。
「あー、ハイハイ、わかってます、気をつけます~。」と面倒そうにぶー子は答えたのだが、そこへダンナが、
「今はまだ付き合い始めで向こうも我慢できるけどね、そのうちイヤになるからね。」
と、言ったのだ。
ここで私は密かに、説教する側からされる側に回った気がした。
こ、これは、ダンナの私に対する本音ではないか。
心当たり大アリだ。
ヤバい、今年は頑張らないと。
で、今朝ぶー子は早起きして立川に向かい、私は寝坊してただボーッと座っていただけだ。
今日はちゃんと家事をしなくてはっ!!
しかし、あっと言う間に眠くなった。
昨日なかなか眠れなかったのだ。
もう昼も夜もなく寝ているので、体内時計、単なるインテリアである。
そうだ、昨日は布団に入っても全然眠くならなかったから、テレビをつけたのだ。
NHKで南極の皇帝ペンギンの話をやっていた。
こいつはカワイイぜ、ペンギンちゃんよ。
私はポチたま感覚で観ていたが、これは南極に住むある皇帝ペンギンのコロニーが絶滅するまでのドキュメンタリーという重いものであった。
ぜ、絶滅・・・。
絶滅するまで番組は、皇帝ペンギンの1年を美しく説明していたのだ。
卵が生まれ、オスが体を張って飲まず食わずでヒナを育てる。
メスは数キロ先の海まで食料の調達だ。
苦労して夫婦でヒナを育てるのだ。
絶滅(泣)
見なきゃ良かった・・・。
こんな気持ちでは眠れないから、気を取り直して次の番組も続けてみた。
洋ドラマの「フルハウス」の再放送であった。
お~、昔良く観たなぁ。
この一番下の子供がぶー子と同じぐらいだった。
まぁ洋モノドラマの常で、吹き替えとバックに入る笑い声が白々しく、イマイチだったが、全部観てしまった。
時々、爆発的に面白いのだ。
ここがこの手のドラマの恐ろしさである。
確か10年ほど前にも同じ手口で、つい観てしまっていたのだった。
しかし、終われど終われど、次の回が始まる。
一体何回分やるんじゃ、ついに寝たぞ、ぽ子も。
そんなんで寝不足だ。
ポジション的には月曜だし、2度寝でリフレッシュだ。
それにしても、1日は長い。
まだ時間はある、まだタップリある、と思っているうちに、夕方になってしまった。
せっかく時間がたくさんあったのに、仕事に行ったのと同じような状態だ。
しかしやっとキムチ鍋にたどり着いた。
今夜もビールで乾杯だ。ふえ~~。