昨日は眠かった。
前の晩寝る前にゲームの説明書を読んでいたら、寝るのが遅くなってしまったのだ。
だから昨日は早く寝るつもりでいたのだが、
その① 11時半までには布団に入る予定が、ゲームをやっていて遅くなってしまった。説明書を読んだのだ。だからどうしてもやりたかったのだ。
その② エルを連れてベッドに行ったが、たまには昔みたいに遊んでやろうと思い、つい遊びすぎてしまった。
その③ その後に説明書のおとといの続きを読んでしまった。途中まで読んだ、ゲームやった、そうきたらあとはもう最後まで読むっきゃない。
一体何時だったんだろう?
時計を見ると焦って寝れなくなるから見なかったが、もともと眠かったからあまり気にしないで電気を消した。
真っ暗になるとエルがゴロゴロと喉を鳴らしながらベッドに乗ってきた。
オヤスミナサイ。
私は目を閉じてとりとめもない事を考える。
昨日は実家にいた頃の父親とのバトルを思い出し、くそー、今だったらこうしてやるのに、などどあの頃に戻ってバトルをやり直していた。
ところが眠りに入って行くとそれがだんだん夢に変わっていくのだ。
夢というものは突拍子もなくつじつまの合わないものだが、なぜかそれでも不思議に思わないのが夢である。
例えば父とのバトル中に花売りが現れて「カブトムシと交換します。」と言い、それに対してどこからか存在しないはずの妹がかなづちと交換する、とかそんな感じだ。
昨日の夢の始まりは忘れてしまったけど、とにかくありえない展開になってきたところで現実のエルが私の右側から左側へ移動した気配で目が覚めてしまった。だから夢の入り口のことを覚えているのだ。
あぁいいところで目が覚めてしまった。
ここからはいつものパターンですっかり眠れなくなってしまったという訳だ。
その甲斐あって朝はものすっごく眠かった。昨日の比ではない。
2度寝をするためにはゲームと天秤にかけなくてはならない。
くーっ、昨日やっと説明書を読み終わったのに、昨日やっと6機おとしたのに。
少しのブランクも不安だったが、2度寝をとった。
寝ている最中に窓の外でゴミ収集車の音がしたが、もう知らない、今日も勝手に駐車場に入って持ってってくれ。
9時半に起きてまず考えたのは、「今日の晩ご飯の仕度はしなくていいのか?」であった。
いつも昼から仕事に出るのでその前に晩ご飯の下ごしらえだけしていくが、今夜の予定はカレーである。
簡単でラッキーだが、実はダンナから「ラーメンへの誘い」があった。
今週末は行かれない日がありそうなのだ。
ラーメン食べるなら晩ご飯はいらない。いらないなら作らない。作らないならその分ゲームの時間を取り返すのだが、
娘ぶー子は行かない、行かないなら彼女の晩ご飯が必要、必要なら作る、作るなら時間はないのである。
だったら仕事の帰りにぶー子の分だけ買って来れば、時間は浮いてぶー子の晩ご飯も確保できる。
ヨッシャー、今日もひらめいちゃったよ、ぽ子☆ ん??
じゃあ昨日買って来たカレーの材料はどうなる??
肉は冷凍すればいいが、野菜はいかんともし難い。
仕方なくサラダときのこのマリネだけ作る事にした。
ここへ芝刈りキャンプと掃除機とアイロンと洗濯物たたみでタイムアップだ。
仕事が終ってから高田馬場まで行くので、残業になると時間的にキツい。
みんなガンバレ、ぽ子にラーメンを!!そう祈りながら6時になった。ぽ子の定時である。
掃除をいつもの倍速で済ませ、ジャジャマキのいつでもいいような余計な話をかわし、スーパーでぶー子の晩ご飯を買って帰った。
なんと珍しく、今日もぶー子が先に帰っていた。
やっと気付いたが、試験前だったのだ。
惣菜と一緒にぶー子を置いてラーメン食べに行くなんて言うとブーブー言われそうだったからいない隙に出掛けたかったのだが、困った、何て言って出よう?
「ぶー子、ちょっとこっちに来て。」
私はわざと神妙な顔でキッチンにぶー子を呼びつけた。
「・・・何?」ぶー子の表情もちょっと引き締まる。
「まずこれね。」私はスーパーの袋からコロッケをとり出す。
「??」ぶー子は無言である。
「で、これ。」次にいなり寿司を出す。
「は?」まだわかんねーか、アンタの飯だろが、察しが悪いな。
「こっちこっち。」今度は冷蔵庫に誘い、中のサラダを指す。
ここでやっと「ああ!?どこへ行く!?ねぇちょっとこれからでかけんのォ!??」と声を上げた。
私はそれを無視して「こっちにはこれね、これ。」マリネの入ったタッパーを見せて冷蔵庫を閉める。
以上である。
ぶー子は諦めて「・・・お土産よろしくね・・・。」と力なく言った。
この子はたとえ行き先が自転車で15分の駅前でも、自分が行かないとなるとお土産を買って来させる。
まぁギブアンドテイクだ。
・・・って馬場でお土産??そんなものあるのか?
ラーメン食べてすぐに帰って来たが、もう電車の中で立ち寝寸前だった。
それでも帰ったらブログの更新と風呂があると思うと気が思い。
「風呂とブログが・・・。」と吐き捨てるように言うとダンナは「風呂グ、なんちゃってね、ハハハ・・・。」と言ったが、これがツボッて爆笑してしまった。
そこへ「何か力抜けるね、フログ。」
「カエルみたいだね、フログ。」
「雑誌についてくるよね、フログ。」と立て続けに言ったので笑いが止まらなくなった。
家に帰ると「フログどうすんの?」と聞かれたので、「ダンナがブロ入ってる間にフログやってるよ。」と答えたが、どういう意味だかひねりすぎて分からなくなってしまった。
あぁ・・・。フログやってたらもう11時半だ。
もうホント、寝ます。
おやすみなさい。