ああっ!?
大変な事を忘れていたのだ。
昨日の夜、9時。
オーマイガッッ。
「モクスペ」。
昼までは覚えていたのに、録画予約を忘れていた。悔しい~~。
内容は、宇宙人がどーとか、1億人でジャンプして地球を動かすとか、そんなんだったと思う。
仕方ない、再放送に注意しよう。
「昨日、見ました??」
今日仕事をしてると、隣のアンガとGX-7が話し出した。
始めは違う番組の話だったが、途中から主導権がGXからアンガに変わり、モクスペの話になった。
私もGXもモクスペは見ていない。
アンガは見ていない相手に話をするのだから、一から説明していくのである。
「地球の中に空洞があって、そこにまた地球のようなものがあるんですよ。」
地球の中に地球?
「なんでわかったの?」
「南極と北極に穴があって・・・。」
穴~?
「ある時戦闘機がUFOに先導されて、気が付いたらそこにいたんですよ。」
・・・・・・・。
「寝てて夢でも見たんじゃないの?その人。」
「違うんですよ、戦闘機はちゃんと飛んでたんですよ!!」
アンガには悪いがバカバカしくなってきた。
こっちが疑わしげに問い詰めれば問い詰める程にムキになるのが、またまた洗脳された新興宗教の信者のようで怪しげだ。
「そうかぁ。それで向こうは空とかはどうなってるの?」
「何か進んだ技術とかはないの?」
「向こうでは地球温暖化はどう思ってるの?」
意外な事にGXは、ボケ老人との会話のように、アンガに合わせて優しく聞いている。
恐れ入った。
ちなみに地球温暖化で、向こうも暑くて大変らしい。ぷ。
「え~!?」
さすがのGXもついに声を上げた。今度は何だ?
「ぽ子さん、聞いて下さいよ・・・。」笑っている。
実は地球人は、宇宙人と交換留学していると。爆笑。
「6人ぐらい行ったらしいんですよ。」
どこに行ったんだかねぇ。
「ナントカ星です(私はすぐに忘れたが、彼はちゃんと覚えていた)。何万光年も向こうにあるらしいんですけど、向こうの乗り物で半年ぐらいで着くそうです。」リアルなんだか何なんだか。
1ヶ月だったかもしれないけど、もう私にとってはどっちでも同じだ。
「途中で宇宙病みたいなのになって死んじゃった人もいるんですよ。」
もう、アンガが真面目に話せば話すほどおかしい。
この番組は私も見たかったのだ。
見ていれば多分、信じる信じないはとにかく、「こんな話もあるんだ、へぇ~。」ぐらいには思っていただろう。結構こういう話は好きなのだ。
しかしひとたび映像を離れ、人の口から語られるだけで、何でこんなに安っぽくなってしまうのだろう。
この話を私はダンナにしてみようと思うが、ますますバカバカしく響くことだろう。
でも、アンガには失礼なリアクションをしてしまったが、地球だって大昔は「丸くて回ってる」なんて誰も信じなかったのだ。
地球の中に地底人がいる事を否定する根拠など、私にはない。
だいたい番組を見てもいないくせに、勝手に決め付けて受け入れないのだ。
これではアンフェアだ。
やはり、再放送に注意だ。
誰か知ってたら教えて。
アンガ、ごめんね。