3時半だ。深夜。
まさかもういないだろうと思いつつ行ってみると、上司アンガの名前があった。
深夜3時半のクエストである。
とは言っても今回も、全ておんぶに抱っこである。
「欲しい素材は?」と聞かれ、「竜骨(中)3個」と答えたところ、連れて来られた場所は初めての場所。
どこだったんだろう?
事前に「クーラードリンク」と「ホットドリンク」を買っておくように言われ、ちょっと緊張。
そして、行った先は暑かったり寒かったりして、ドリンクは必須。
素材集めのためにサブターゲットらしきものを何度も倒していく。
でかい恐竜みたいなヤツだ。
竜骨は、小が出るか中が出るかは運のようで、なかなか中が出ない。
なのでおのずと長丁場となる。
アンガは時々優雅に肉を焼いていて、「うまそう♪」などと茶々を入れていたが、優雅ではない、必要な行為だったのだ。
私のスタミナバーは気が付いたら非常に短くなっており、走るのもままならなくなった。
止まるとお腹を抱えて情けないポーズである。
「肉食べて!!」と言われて肉を出すが、生である。
「生ですが・・・。」
「肉焼き器で焼いて!」
・・・肉焼き器がないのである。
「じゃあメインを倒しちゃいますか」
ヨタヨタと遅れてついて行くが、なかなかターゲットが見つからない。
「残り時間はあと5分です。」と出る。焦る。
焦るが、止まるたびに情けなくお腹を抱えて「腹減った」のポーズの自分。
もう恥ずかしくて顔から火が出そうだったが、モニターの向こうのアンガの表情は見えない。
それが可笑しくて一人笑う。
時間ギリギリで倒した。
その甲斐あって、結構なお金とポイントが入った。
非常に濃い50分であった。
しかしまだまだである。
とにかく早くハンターレベルを5にしなくてはならない。
まだ武器がちょっと強化されただけである。