人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

ブラックホーク・ダウン

昨日はダラダラ飲んでたらかったるくなってしまったので、早く布団に入ったのだ。

眠いような感じもしたが、眠くないような感じでもあったからテレビをつけた。

映画をやってたのだ。「ブラックホーク・ダウン」。戦争映画である。

最後まで観たがサッパリ意味がわからなかった。

「作戦失敗しましたよ~!」というだけの話か?

だいたい洋画は、顔と名前を覚えて一致させるまでに苦労する。

このような戦争映画だと、ヘルメットかぶってたりカモフラージュしてあったりしてますます見分けがつかない。

後半は血だらけ泥だらけで、もはやのっぺらぼうの集団と大差はない。

今思い出せる名前も顔も、全くないのであった。

それが「敵対味方」というシンプルな戦いではなく、敵地に入った味方がいくつかのグループに分かれているので、なお混乱する。

死んだと思ったのが生きてたり、「そういえばあいつどうなったっけ?」なのがいたり、何が何だかサッパリわからなかった。

「は?」と言うのが観終わった時の気持ちである。

しかしお陰ですっかり眠くなった。

映画が終わるとすぐに寝てしまったのだ。

だからと言って、朝早く起きるわけではない。

月曜日じゃないか。

あぁいやだいやだ、ぶっ殺ぶっ殺ぶっ殺・・・・・と観念して起きるが、寝ることばかり考えている。

ダンナが出かけ、娘ぶー子が起きて来たら入れ違いに布団に向かう。

「あのー・・・。瞼の裏がどうなってるのかとても気になるので見て来たいのですが。」と言うと、ぶー子はフッと冷たく笑い「ハイハイ。」とだけ言ってテレビに顔を戻した。

朝ご飯は冷凍豆ご飯と温泉卵にインスタントみそ汁だ。

月曜にしては頑張った。

次に起きて見ると、現実が待っていた。

ほこりと猫の毛だらけの床、洗い物の山、洗濯物の山。

テーブルの上にはおととい空けたワインのボトル、昨日飲んだコップが出しっぱなしだ。

そうだ、珍しくぶー子が学校の手紙を置いて行ったな。

ゲ。

保護者会の出欠票だ。

こんな年度初めの保護者会なんて行くかよ、役員決め地獄じゃ。

どうせぶー子が手紙を持ってこないと安心してたのに、こんなのに限って律儀に出しやがって。

委任状?来れない人は希望の役員を記入、役員をできない人は保護者会に来て理由を説明せよ。

グエムル・ハンガンッ。

奴らもやるのぅ。どうしたらいいのだ、どうしたら役員やらずに逃げられるのか。

私は「欠席」に丸をして、希望の役員などある訳ないから記入せず、「会にコンスタントに出席するのは不可能」のような事を書いた。

怒るだろうな。怒れ。怒ってもいいから役員勘弁して。

決まらない場合は抽選と書いてあるが、どうなる事やら。

昼に「赤いきつね」を食べる。

ポットのお湯がギリギリでエキサイティングであった。

仕事は久しぶりに定時でキッチリ上がって帰れたが、猫を抱いていたら時間がなくなってしまった。

抱っこ嫌いのミがうるさく鳴くので抱いてやったのだ。

ミは暴れてさらに鳴いたが私も意地になって離さなかった。

ミはますます鳴き、暴れ、鳴き声も「ニャー」から「ガルー」になった。

なにクソ、こうなったら絶対にゴロゴロ言わせてみせる。

こうして20分も経ってしまった。

これではいじめである。反省した。

ところが風呂から出たらニャーと鳴いて膝に乗ってきた。

あれでも喜んでいたのか?

本当にわからん奴だ。

ぶー子がイタリアから帰らないので心配した。

急にイタリア語を習いたいと言うので、友人のイタリア人のダンナにレッスンをお願いしたのだが、

8時か8時半には終わるはずなのに、9時半を過ぎても全く連絡がないのだ。

「ちょいワルおやじ」という言葉が浮かぶ。一体何が起こっているのか。

結局9時半をすっかり回ってから「終わった、疲れた」とメールが来た。

今日は早く寝たかったのだが、ぶー子の帰りを待ち、話を聞いてやらなくてはならないだろう。

ちなみになぜイタリア語なのかと言うと、「家庭教師ヒットマン・リボーン!!」(泣)

ガッカリだよっ!!

早く寝たいぞー。