人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子53歳。

 

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ついにボーダーを越える

新しいパソコンのおねだりをしたのは私自身の楽しみのためだけではなく、家族でその楽しみを分かち合いたいという気持ちもあったのだ。

またその話!?

ハイ、すみません、今はもうそれしかなくて。

座り過ぎで腰痛いっす。

初めてこのブログに遊びに来てくれた方、こんにちは。

ぽ子はお酒や食べること、音楽や映画なんかが好きで最近ウォーキングを始めた主婦だったのですが、今は単なるネットゲームにハマッている廃人であります。

そう、ついに越えてはいけないボーダーを越えてしまった。

昨夜はダンナとプレイしていたのだが、ふたりで初めて大物を倒すクエストに出たのであった。

このゲーム「モンスターハンターフロンティア」の醍醐味は、ゲーム上で人と出会い、力を合わせてモンスターを狩るというところにある。

達成感の共有。

感動の共有である。

ターゲットは難しいほど達成感がある。

しかしダンナはまだビギナーなので、小物しか狩れないでいた。

彼は地道のコツコツという事が苦にならない人間なので、不満も持たずにコツコツと小物を倒したりアイテムを集めたりしていたが、私は早くあの達成感を一緒に味わいたい、味わって欲しい、と気が急いていた。

で、昨日彼のレベルが上がって、やっと初めての大物を倒す権利を得たのだった。

緊張感はこれまでの比にはならないだろう。

私たちは真剣に「イヤンクック」と戦っていた。

12時頃だっただろうか。

そんな時に娘ぶー子が帰って来たのだ。

大学生になり、バイトを始め、新しい生活が始まったぶー子はほとんど家にいなくなってしまった。

一応門限は設けてあるが、ギリギリか少し過ぎた頃に帰り、「じゃあ寝る」と寝てしまうので、コミュニケーションをとる機会がなかなかない状態である。

そんなぶー子が珍しく「今日は家で晩御飯を食べる」と言って門限に帰って来たのだ。

しかしこちとら、狩猟中。

このゲームは一時停止ができない。

隙を見せれば狙って襲ってくるおりこうさんの恐竜だ。

戦わないなら逃げなくてはならない。

しかし恐竜から逃げながら娘とコミュニケーションをとるのは、容易なことではない。

なので私はサッサと倒してしまおうと思ったのだが、イヤンクック。

パパパで片付く小物とは違うのだ。

火を噴き、突き、尻尾ではたき、踏んづける。

手のつけられない暴れん坊である。

しかもヤバいと判断すると逃げてしまうのだ。

私たちは画面から目をそらさず、会話だけでコミュニケーションを図った。

ぶー子に神経をやりすぎるとクックがおろそかになり、クックに傾きすぎると娘に失礼である。

ハーフ&ハーフ。

しかし時にクックはより凶暴になり、時にぶー子の話も真剣味が求められる。

ハーフを4:5、あるいは3:6にしなくてはならない場面もあり、そんな時は配分を減らしたほうにリスクがかかる。

クックなら酷く体力ゲージを減らされる羽目になるだろうし、ぶー子なら「もういい!!」と怒り出しかねない。

危険な綱渡りである。

「ねぇ見てこのミの顔!!」

「ん。」

「ねぇ、ほら凄くかわいい!!」

「ん。」

「ねぇってば(怒)」

ねぇって言うけど、ミを見たらクックが見れない。

「おとーさん、聞いてよ、今朝おかーさんがね・・・。」

ハイハイ、今朝はチキンを猫に食われたのはぶー子のミスだと思って、陰険に「これ(怒)」とだけ言って睨み付けたのだ。

ああ恐ろしい、これ以上怒らせたくはない。

返事を怠るなよ、ダンナ。

やがてぶー子のもとに電話がかかってきて長電話を始めたので、私はクック100%に戻り、戦いに専念した。

専念していたのだが、トン、と背中を小突かれたような気がした。

後ろを通った拍子に軽くぶつかっただけなのかもしれない。

とにかく背中に軽い衝撃があったので振り向くと、ぶー子が携帯片手に歩き回りながら喋っていた。

やっと振り向いて知ったのだが、ぶー子の髪の毛は今朝とは全く違うベリーショートになっていた。

マジッ!?

あんなに髪の短いぶー子を見るのは初めてだ。

しかも切るなんて一言も言ってなかったのに。

そしてそれに、

私もダンナも気がつかなかったのだ、ゲームを見ていて。

ずっと喋っていたのに、一番ぶー子の気づいて欲しいところに気づかなかったのだ。

一通り感想は言ったが、クックは待ってくれない。

そのうちぶー子は風呂に入ってしまった。

そうなるとこっちが待つ訳で、じゃあぶー子の長風呂の間にもうひとクック、とやっている間にぶー子は風呂から出て、しばらくはさっきみたいに目を見ない会話を続けていたが、やがて「寝るわ。」と寝てしまった。

2度目のクックが片付くと、ダンナも「もう寝る。」と席を立った。

私は相変わらず晩御飯の片づけを忘れていてゲンナリし、洗い物を片付けたのだが、ふとゴミ箱を見て2度目の失敗を知った。

風呂から出たぶー子は髪の色が変わっていたはずである。

オーマイゴッド、ゲーマーの母。

生活が成り立っているのでまだまだ廃人じゃないと思っていたが、これはまずい。

ある意味ボーダーを越えた気がする。

とは言っても、ゲームをやる権利はあるのだ。趣味である。

ただ、私はいつも思うのだが、私にとって一番大切なのは家族なのだ。

熱が入りすぎて順序が狂ってしまった。

気をつけなくてはいけない。

ゲーマーである前に、妻であり、母である。

ログインしてクエストを始めなければ、クックは逃げやしない。

いつだってチャンスはあるのだ。

しかしオンラインで会える仲間も、いつだっている訳じゃないところが泣き所だ。

ぶー子よ、なぜ君は夜中に帰る(泣)